どうやって生きていく?

きのう、サンチと散歩していたら、前からときどき痛んでいた左の膝の痛みがひどくなって、足を引きづるようにして家に帰った。
なにかの拍子で股関節がギクッと痛む。
リハビリに通っている赤ひげ先生に診てもらった。
レントゲンの結果は「骨は大丈夫」だが、軟骨が痛んでいる。
コンドロイチンの注射をして、ロキソニンの絆創膏を処方してくれた。
毎週一回、五週間注射をする、それはいいとして(想像したより痛くもなんともない)、その間歩いちゃダメ、いや「その間」とは僕が言ったので、先生は「そのあとも」と笑いながら言った。
過去一か月の一日平均が一万歩、昨日は12000歩と言ったのを咎めているのだ。
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きついサポーターをして(夜は外した)養生したら膝の痛みはなくなったような気がするが、股から尻にかけてギくっが時おり起きる、左足への力のかけ方の塩梅。
けさはサンチの散歩をカミさんにお願いして、ストレッチや筋トレもやめた。
いつもだって、ストレッチや散歩で気力を奮い起こしているのだから、それをやめたら気力は萎えっぱなしだ。
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禁じられてみると、改めて、歩くことが僕の生きがいになっていたことを痛感する。
中性脂肪とかγなんとかとか、ちょっとの間節制すればまた飲める、というのと違う。
齢をとって身体が不可逆的劣化をしてしまったのだ。
資金がなくても歩くのはただ、ロハ、無料なのだ。
楽しみながらカロリーの消費も出来たのに。
これからの人生、どうやって生きて行けばいいのか。
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(大岩ラスカール@金沢21世紀美術館)

「注射した当日は風呂やシャワーはやめてください」、クリニックのくれた紙に酒のことは書いてなかったのを幸いとして、やけ酒的に焼酎を呑んだせいもあって、今朝は空模様のようにどんよりした気分だ。
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昨日、読み終えた「万葉集の発明」、筆者の篤学とユーモアを感じさせるアララギ派のことなどを書こうと思っていたが、この気分では無理、ムリはむり~、「はじめ」のママに見習って今日はサボる。
今日は、で済めばいいのだが。
Commented by jyariko-2 at 2019-06-20 10:52
体に痛いところが有るのはつらい事です 
私など意気消沈 気持ちがげっそりやせ細ります
s18年生まれの兄が最近足腰痛くて仕事が出来ないと
嘆いています じっとしていない兄ですので 
どんな風にしているのか気になっています
使いすぎはやはりよくないでしょうね
弘前の夢のために養生なさってくださいね
Commented by saheizi-inokori at 2019-06-20 11:57
> jyariko-2さん、ありがとう。
そうそう弘前が待ってますね。
お兄さん、同い年ですね。お大事に!
Commented by eblo at 2019-06-20 13:54
気を悪くされるかもしれませんが・・・。
先日知り合いと生きがいについて話しました。
二人とも、生きがいを自分自身に感じることはできないという結論になりました。(この知人も独身です)
〇〇をしたいから、〇〇を食べたいから私は生きている、そう思っていたとしても。
人生最後のときに、それがしたい(食べたい)からが、死にたくない理由になるでしょうか。死んでしまえばそのしたいことも食べたいものも、何もかも必要ないのですから、そっちの方が簡単です。
歩いて身体に負担をかけてでも楽しむのは、元々は家族のためにも健康でいたいが出発点ではなかったのでは?
それなら、健康が生きがいになりませんか?
勝手なことを言い過ぎていたら「ごめんなさい」
Commented by saheizi-inokori at 2019-06-20 14:18
> ebloさん、そうかもしれません、そうでないかもしれません。
今の私は毎日歩くことに90分くらいの時間を費やし、そこで見る花や人や店や、、もろもろが私の心の慰めになっています。まえから、医者には歩きすぎないようにと言われていましたのに、ひざや足首の痛みもあつたのに、雨が降っても歩きたかったのです。
まあ、そんなことしかない哀れな隠居なんですね。
健康は生きていくために必要なことだし、健康を損なうとつらいですが、健康そのものが生き甲斐とはならないだろうな。私の場合は。
Commented by PochiPochi-2-s at 2019-06-20 15:11
3月末に宿泊した旅館、中の湯温泉のおじさんが言ってました。
「釜トンネル近くのこんな山の中で毎日暮らしていたら、空気
はいいし森林浴で目にもいい。さぞかし健康にいいでしょうね
とよくお客さんに言われます。でもね、信じられないでしょうが
あまりにも刺激がなさすぎなので物忘れがひどくなる。
人間刺激が必要なんですよ。たまには東京や大阪のような街中に
出かけ、五感に刺激を受けながら歩き回るのが健康に最もいいのだとつくづく思っています」

saheizi さんの年齢にしては歩き過ぎかもしれないですが、毎日刺激を受けていることは間違いないと思います。
大都会用鏡に住んでられる利点かな。
ほんの少しだけ自重して(ごめんなさい)8000歩ぐらいに納めたら
いかがですか?年相応だと思います。(度々ごめんなさい)
いつまでもお元気で、興味深いブログを続けられることを願って
います。
Commented by eblo at 2019-06-20 15:19
お返事を読ませていただいで思ったことです。
私は、生きがいを「生きていく意思のための必需品」と思い、saheiziさんは「生きる道中の必需品」と思われているのではないかと。
私たちのようにずっと一人で生きていく人間にとっては、生き続ける理由が必要で、それが生きがいなのではと感じています。
(面倒なことを書きました、お返事は、気が向いたら程度にしてください、公開も同様に)
Commented by cocomerita at 2019-06-20 18:27
Ciao saheiziさん
私もね、昨日からお腹が痛くて、辛くて不安な一晩を過ごしました。
身体はいつでも元気で問題なく機能してくれると思っていては大間違いだなと思ったところでした。
Saheiziさんが毎日一万歩と決めて、毎日欠かさずそれを守っていらっしゃるのを見て、やっぱりsaheiziさんはその昔バリバリお仕事をなさっていた方だけあって、目的遂行型なのだなと思っていました。
私も最近感じますが、頭で思い込んでる自分の年齢と実際の身体状況の間には大きな差があります。頭ではいつまでも若者のつもりだけど、身体は生身ですからね、そうはいかない
そのギャップを埋めて身体の都合に合わせる事が、もしかして自分の加齢を受け止めると言う、一番気楽で自然な解決策ではないかと思います。
花は枯れなければ、実は成らないわけですし、子供に大きくなるなとは言えません 苦笑
痛んだ身体を労ってあげてください
こう言う事でもないと身体と対話しないでしょ?

今まで、saheiziさんは目的遂行のために、ただ一生懸命歩いていらっしゃったのではないかと、でももっと少ない歩数で、もっとゆっくりなスピードだったら、もっと出会うものや出会う人々、発見するものが多く、そしてそれを心から楽しめるのではないかと思います。

健康と言うよりもさ、身体に痛いところや不自由なところがないからこそ、美味しいものも味わえるし、美味しい酒も味わえるし、、苦笑 そして空の青さや花の美しさも心から味わえるのではないかと思います。
だから、それが目的なのではなく、その状態を保つと言う事は人生をそれだけ楽しめる事だと思います。

哀れ、とか言わないでね
Saheiziさんには極めて不釣り合いです 笑
Commented by saheizi-inokori at 2019-06-20 18:42
> PochiPochi-2-sさん、ありがとう。いちおう8000歩を目標にしていたのですが、金沢で三日で四万歩を二回もやったのがいけなかった!
ふだんも8000を越えたらバスに乗るみたいなことをしなかったのも利いているようです。
Commented by saheizi-inokori at 2019-06-20 18:44
> ebloさん、いずれにしても足を治さなきゃ、治りはしないのですが、悪化させないこと、いままでの半分でも歩きたいです。
Commented by saheizi-inokori at 2019-06-20 18:46
> cocomeritaさん、ありがとう。
ケンケンふくようします。
Commented by hanamomo60 at 2019-06-20 20:54
散歩で得るものもたくさんあるのに、ドクターストップ?残念でしょう。
徐々に歩数を少し減らして歩いたらどうでしょうか。
こもってしまうのもよくないですよね。
Commented by sweetmitsuki at 2019-06-20 21:15
吉祥寺にある楊中医鍼灸院なら西洋医学では治せない怪我や痛みが治ります。
https://www.dokutoruyo.com/
保険はきかないので治療費は高額ですが、私も何度もお世話になっていますので効果はてきめんです。一度診てもらってはいかがでしょうか。
それにしても金沢城がまるで映画のセットのようなハリボテなので驚いてます。
一機100億円以上する戦闘機を100機以上も買うお金があるのにどうしてちゃんとした予算を組んでちゃんとした復元をしないんでしょうか。
予算以外にも、まともな仕事ができる技能者がいないという問題もあるのでしょうけど。
Commented by byogakudo at 2019-06-20 21:42
(新米の老人が申上げるのは失礼ですが)これも修行と
思って、養生期間を過ごされるのはいかがでしょうか? 
外に出ないと気が塞がりますが、歩けない足や脚に
なったら、もっと辛いので。
歩いていいと言われるようになったら、一日5000歩
以内を目指すとか? 
どうぞお大事に。
Commented by saheizi-inokori at 2019-06-20 22:09
> hanamomo60さん、じょじよに減らすのではなく、昨日今日のゼロから増やしていきたいのです。
まずは明日の能に、バスを使ってなんとか!
Commented by saheizi-inokori at 2019-06-20 22:19
> sweetmitsukiさん、ありがとう。
吉祥寺には住んでいたことがあります。
今の赤髭先生も信頼しているのです。
あの馬鹿げた軍事費を少しでも削り、富裕層に対する優遇を少しでもやめれば、どれだけの税金が使えるかと、アベと与党に腹がたってなりません。
Commented by saheizi-inokori at 2019-06-20 22:22
> byogakudoさん、ありがとう。
おっしゃるように、明日はバスを使って動いてみようと思います。
Commented by sweetmitsuki at 2019-06-21 05:28
もちろん地元に信頼できるかかりつけのお医者様がいらっしゃるのでしょうけど、視点を変えて別の治療法を試してみるのも選択肢にあると思います。
たとえばウォーキングのインストラクチャーに膝に負担のかからない歩き方のレクチャーを受けるとか。
いずれにせよ加齢による限界とは考えず、いずれは元のように歩けるようになる手段は必ずあります。
Commented by saheizi-inokori at 2019-06-21 05:39
> sweetmitsukiさん、そうですね。
日体大が整形外科クリニックを開業しているので試して見る手もありかな。歩いてすぐのところだし。
ありがとう。
Commented by j-garden-hirasato at 2019-06-21 06:40
しばらくは静養ですね。
目一杯、
読書ができますね。
Commented by saheizi-inokori at 2019-06-21 07:57
> j-garden-hirasatoさん、きのうは一冊読みました。
でも散歩しないと欲求不満です。
Commented by 喜洛庵上々 at 2019-06-21 12:54 x
膝、お大事に。
歩行の散歩とは風情が異なりますが、脚の間接に負担のかからない自転車で「風を感ずる」のはいかがでしょう?
Commented by saheizi-inokori at 2019-06-21 13:27
> 喜洛庵上々さん、自転車!10年くらい前に買って、よーし!これでサイクリングしまくりだと張り切った、その矢先にペースメーカーの交換をすることになり入院、回復したときに我が愛車は雨に打たれてボロボロ、マンションの駐輪場がせまいのでいつのまにか追い出されていたのでした。
それでやる気をなくして、それっきりです。

ご心配ありがとう。
Commented by pallet-sorairo at 2019-06-21 15:15
日体大のクリニックって、スポーツ整形だったらいいかもですね。
私も以前膝が痛くて山歩きができなくなった時、
スポーツ整形のリハビリで理学療法士さんにいくつかのメニューを作っていただいて
3クールほどこなしたら見事に復活した経験があります。
痛むところに必要な筋肉をつけるためのメニューだったようです。
餅は餅屋、専門家って凄いです。
焦らず養生して末長く散歩仲間でいてくださいませ(^^ゞ
Commented by saheizi-inokori at 2019-06-21 15:23
> pallet-sorairoさん、ありがとう。力を得て門を叩いてみようかな。
Commented by KSatPhotos at 2019-06-21 20:37
参考にしたらいけないのかもしれませんが、私の場合は、1年半~2年ぐらい続いたひざの痛みが、放っておいたら自然に治りました。通っていた歯医者の先生も「放っておいたら自然に治った」と言ってました。もちろん、医学の力を借りたらもっと早く治癒したかもしれませんが。
あと、歩くにしても「土の上」を歩く方が良いのかもしれませんね。
Commented by saheizi-inokori at 2019-06-21 21:20
> KSatPhotosさん、ありがとう。心強いニュースです。
静かにしていたら今日はほとんど痛みがなくなりました。
Commented by tona at 2019-06-21 21:58 x
えっ!歩いてはいけないの?
う~ん、佐平次さんから歩くのを奪ったらどうなってしまうの。
可哀そうです。早く治ってくださ~い。お大事に。
Commented by cocomerita at 2019-06-21 23:04
Ciao saheiziさん
ふと思い出したんだけど、磨り減った骨は蘇らないと思われているようですが、甦るんですね
なぜ歳をとると関節がすり減りと言われるかと言うと、関節などの骨には通常 毛細血管で、酸素や栄養が届けられているのですが、歳を取るとその毛細血管が詰まり気味になり、まずはじめに毛細血管によって補われていた部分に十分な血液が行かなくなります。ということは酸素や栄養も行き届きませんから、その部分がだんだん消耗していくということです。
だからね、血行を良くするように試みてください
毛細血管も蘇ります。
毛細血管が蘇れば、そこにまた血液が流れるようになりますから、骨もまた元気になって、蘇るのです。
枯れた川と同じ原理ですね
水が流れれば、また生き物が復活する。

日本でももうだいぶ前から温めて治すという療法が流行っていますが、私ももう何年も前から、その原理で健康を守っています。
自分で試していますから、効果のほどは確認しています。
人間の通常の体温とされる36度より、微熱だと言われる37度あたりが一番細胞が活性化する温度なのです。

膝を労って歩くと膝の有り難みがよりわかるような気がします。
私もお腹が痛かったのですが、なんとストレッチで著しく改善されたので、一日中街を歩き回り用事をしていましたが、まだ痛みが残っている気がして、だからゆっくり歩くんですね
そのゆっくり歩くが身体を労っているようで、逆に気持ちよかったのです。
私は身体に傲慢だったなと思いました。

お大事にしてね
saheiziさんの身体も元気付けてやさしくしてあげてたら、蘇りますよ。
Commented by doremi730 at 2019-06-21 23:39
平均10000歩は、ちと歩き過ぎでしたかしら?
お大事になさってくださいね。
Commented by saheizi-inokori at 2019-06-21 23:41
> tonaさん、そうですよね、やっと哀れんでくれる人があらわれた!
ほんとに歩くしかない日々でしたよ。
ありがとう。
Commented by saheizi-inokori at 2019-06-21 23:52
> cocomeritaさん、ご親切にありがとう。血液やリンパ液の循環をよくするためにストレッチ、深呼吸、散歩、笑う、いろんなことをしてきましたが、歩きすぎ、すなわち無理がいけなかったようです。回復を待って修正をします。
Commented by saheizi-inokori at 2019-06-21 23:57
> doremi730さん、ほとんど歩かない日をいれて、家の中は計算外で10000歩は私には過重でした。
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by saheizi-inokori | 2019-06-20 10:20 | よしなしごと | Trackback | Comments(32)

ホン、よしなしごと、食べ物、散歩・・


by saheizi-inokori