政治そのものが自然災害 「津波の霊たち 3・11 死と生の物語」(リチャード・ロイド・パリー)
2018年 07月 09日
次男夫婦が箱根に招待してくれたときに、関所まで歩きながら飲んだことを思い出す。
Mちゃんが買って来てくれたのだった。
コンビニであったかいカフェラテを売ってるなんて知らなかったし、こんなにうまいとはさらに知らなかった。
急にパラパラ来たよ、そうよ、洗濯干しっぱなしで来ちゃった。
帰宅して洗濯物を室内に干し直したら西の方は青空、遠雷も聞こえる。
おかげさまで咳はでなくなったが、散歩は今日も自粛。
あの災害で亡くなった子供たち、親たちの行動や心情、といっても一人一人皆違うのだが、を東北日本人の心性にまで踏み込んで書いている。
一人の元気な子供が「行ってきます」といって登校して地震に遭って津波で亡くなるまでの人々の思いをなぞって読むと、改めてと人間の運命とか儚さ・弱さというものを感じる。
読了する前に、西日本の災害が起きた。
人間の哀しさと弱さを痛感する。
著者は、災害地の日本人たちの我慢強さ・忍耐強さに驚く。
と、同時にこうも書く。
津波によって家が破壊されたあと、被災者たちは組織立って協力し合い、自分たちの運命を操ろうとした。彼らが本能的にそのような行動に出たのは、それが自然で道徳的に正しいことだったからだ。政府や自治体からの支援など期待していなかったからだ。欧米で似たような災害が起きたとしたら、犠牲者たちはすぐさま声高に訴えるに違いない―政府はどこで何をしている?2011年の日本では、そんな問いはほとんど聞こえてこなかった。大川小学校で息子が死んだ父親がいう。
震災当時、そのような政府への低い期待感がプラスに働き、回復力と自立精神に拍車をかけることになった。けれど、期待感の低さは民主主義のシステムを蝕んでいく。(略)議会政治について議論するとき、無関心、嫌悪、やる気のないあきらめムードにぶち当たることが多い。彼らはこう言いたげだ。われわれのリーダー(安倍)は最悪だ。だからといって、われわれに何ができる?まるで政治そのものが自然災害であり、日本人は無力な犠牲者であるかのようにも見えてくる。この不運は個人とは関係なく、一般市民の影響力の及ぶ問題ではないと人々は考えているのかもしれない。力なく受け容れ、我慢するしかないのだと。
この機会を逃せばーこれほど多くの人が亡くなったいまというタイミングを逃してしまえばー考え方や行動が変わることはないと思います。だから、私たちは悲劇のほんとうの原因を突き止めようとしている。この災害について考えつつ、その核心に迫ることを拒否すれば、同じ悲劇が繰り返されるでしょう。けれど、そういうふうに日本は機能している。政府はそれを変えることができないんです。
3・11の被災者たちは復興や事業再開にさいし、行政の許認可・援助を当てにすることもある。
だからなおさら、「おかみ」の悪口をいうことは憚られるのだ。
それは人事権を握っている官邸にもの言えなくなっている公僕や選良たちと同じことだ。
夜は、肉を買ってきてステーキを焼いた。
年寄りは肉を食え!
だって庶民の力寄付ボランティアだけではどうにもなりませんもの
防衛予算を削ってでも当ててほしいと思います
何の対策もなく進歩もなく繰り返している事に苛立ちを感じます
私は行政などには、 もはや何も期待しませんし、むしろ引っ込んでいてもらいたいと思います
東関東大震災の時 政府が手をこまねいている時 大きな力を発揮したのはボランティアで個人的に入った団体 そして個人たちで、それが復興資金なるものが設けられた途端、復興省繋がりの福祉事務所というものが入り込んできて、個人は体良く遠ざけられた
彼らにとって、お金は要りませんと自費で動く人々がいては都合が悪いのです
そして見るも無残な復興計画
そう、彼らは被害者でありながら 支援を打ち切られるのが怖くて何も言えないのです
それが彼らの権利であると言うのに、
大川小学校の事は思い出す度に胸が痛むどころか 怒りが蘇る
助けられた命ですから、ご両親はなおさら諦めきれないでしょう
これもマニュアルでしか動けない こんな時でさえ校長の顔色伺い指示を待つ、出来損ないの教師たちのせいです。
どうして諦めきれるでしょうか
日本は、社会を機能させ、指導するべき部署にいる人々が低脳、低級過ぎます
みんな 本とにらめっこしながら、いい大学に入り、周りにへつらいながら、地位を確保していった人ばかりだから、もはや魂抜けている
発動する一番大事な本能がないに等しく衰えています
サンチ 咳が出ないという事で、よかったね
ふふふ 本当に なんだか誇らしげでカッコいいぞ!
咳が出ないのがこのまま続いて治りますように
クーラーを気にしてあげるだけでも随分違いますよ
ごめんね うるさいようだが
もう少し胸の部分まで覆ってあげるともっと良いと思います
多分 結び目を逆に後ろに回す結び方にしたら、前がふっくらするからいいかもしれません
さつそくクルリと回しました。
先ず、国土安全に税金を投入すべしですね
スーパー堤防や河川の工事進捗はどうなった
「がけ崩れ、杉の植林」で検索すればわかる
主因を避けるべく 地方林業へ交付はしたのかな
アベは、海外にバラ蒔いたお金を回収に行け=
親類がいるので大川小学校の事はいろいろ耳にしました。
>まるで政治そのものが自然災害であり、日本人は無力な犠牲者であるかのようにも見えてくる。この不運は個人とは関係なく、一般市民の影響力の及ぶ問題ではないと人々は考えているのかもしれない。力なく受け容れ、我慢するしかないのだと。
本当にそう思います。
こんな大きな災害が起こって、オリンピックどころではないでしょう、と言いたいです。
自然と人工とは違う。
その違いを認識できなければ危機本能が低下してしまいます。
「先ず、自分を守る」その主体的意識が日本人にもう少しあってもいいのではと思います。
「われわれが」が無気力になっているうちに、狡いヒトが「はーい」って、手を挙げて自然災害を見越して政治家になって私腹を肥やしていくのはあまりにも。。。。
ご無沙汰しておりました。術後いかがですか?
言い得て妙。