100歳時代は来るか 夏目漱石「吾輩は猫である」
2017年 11月 02日
ダイエットではなくて、忙しいのだという。
なにか作るのが面倒だとも。
ラジオを聴いて、はたと、せんじつ貧しい少年時代が幸せだったと書いた、その理由の一つは朝ご飯にあったことに思い至った。
会社勤めの母は忙しい、それでも毎朝味噌汁(煮干しがそのまま入っていることも多々)と炊き立てのご飯、それにトマトとかキューリなど庭で採れた野菜、漬物(冬は、自家製のキㇺチ)、干物などの朝食を作ってくれた。
炊き立てのご飯には、納豆、ときどき玉子(ラッキー!)とか焼き海苔(またはその佃煮)、頂き物のバターをのっけて食ったこともある。
三人でしゃべりながら食う。
それが幸せの源、健康の源だった。
こういう幸せに恵まれない子供たち(大人たちも)は可哀想だ。
身体にもよくなかろう。
100歳時代が来ることに悲観的なのは、こういうこともあるからだ。
人類学者のエマニュエル・トッドが、早くからトランプの当選を予期していた。
それは、「45歳から54歳までの米国の白人の死亡率が1999年から上昇している」ことに着目、米国社会が不可避的な転換点にあると診てとったからだ。
自殺、麻薬、肥満などが直接の原因とみられる。
リーマンショックによる危機もあるが、自由貿易、生活レベルの低下、絶え間ない構造改革がもたらした経済的な不安定、老後に対する不安などが多くの人にとって耐えがたい状況を現実に作りだしている。
おそらく医療費の負担に耐えかねている人たちも多いのだろう。
日本社会だけが長寿天国を享受できるのだろうか。
苦沙彌先生と迷亭が、何かというと「月並」だといって批判するのを細君が「どんなのが月並なんです」と訊く。
この小説における細君の役割はじつに大きい。
この問いに対する迷亭の最初の回答。
年は二八か二九からぬと言はず語らず物思ひの間に寝転んで居て、此日や天気晴朗とくると必ず一瓢を携へて墨堤に遊ぶ連中を言ふんです。「そんな連中があるでせうか」細君、分からんもんだから好加減な挨拶をする。
迷亭、さらにワケワカなことを言う、細君分らん。
そこでもう一発決め手を、
中学校の生徒に白木屋の番頭を加へて二で割ると立派な月並が出来上がります。田中秀征が、苦沙彌先生よりも若いころ、雑談していて「光栄の行ったり来たり、みたいなことをいう奴って嫌いだ」と言ったことを思い出す。
僕もそうとうな月並なのだ。
只、境遇 国 民族にての違いが大きく違う、、
日本はトップがいかれているから?!いかれていても存在しているから素晴らしい?! 天皇は女性でも好いと想うが、、 第二次世界大戦後女性と靴下は強くなったって嘘?!
段ボールにつめてもって帰るけど、何だか、宝箱のようです。
泥棒に入られて、盗まれた物についての苦沙彌夫婦の次のような会話なんか、笑ちゃいますよね。
「山の芋が一箱」
「山の芋まで持って行ったのか。煮て食うつもりか、とろろ汁にするつもりか」
「どうするつもりか知りません。泥棒の所へ行って聞いていらっしゃい」
ほとんど落語の『花色木綿(出来心)』です!
光栄の行ったり来たり、私もたまに使います。
月並みかなぁ^^
余談ですが、TVのクイズで「漱石の代表作品( )ちゃん」に漢字一字を!と出したところ、「猫ちゃん」とアイドルが答えたそうです。
ホンでなければすごいもんだ・・・小朝のブログからの受け売りです。
正直な話、電気炊飯器のご飯はマズくて食べる気になれません。
最近の炊飯器は美味しいご飯が食べられるそうですけど、十万円近くするそうなので買えません。
アマゾンで購入した文化鍋と最新式の炊飯器を足して二で割れば月並みになるんでしょうけど。
私は朝はパン、夜は酒でコメは食わず、昼にときどきしかコメを食わないのではありますが。
アメリカのせっかくのオバマケアも崩れつつあり、何をアメリカ人は考えているのかと思いましたが、かの国こそ色々な人種の集まりで、考え方がいろいろあり過ぎ大変なのでしょう。