アベ組には敵わない 映画「アウトレイジ 最終章」
2017年 10月 16日
パジャマ姿で雨に濡れてのゴミ出しは恨めしい、洗濯物を乾かすために扇風機を当てたり裏がえしたり、憂鬱だ。
昨日は二子玉川まで歩いて、映画「アウトレイジ 最終章」を見た。
会員になっているとエクゼブティブシートに料金不要で坐れる。
足を伸ばしてもお釣りがくるゆったりしたスペース、傘をさしておくところもあるし、コートや荷物を置く台も銘々に用意されている。
それを6回見たので、今回は根っこから無料、雨のなかを歩いてもいいよね。
とくに西田敏行、塩見三省の典型的ヤクザ顔と一見普通の経営者に見える韓国ヤクザ会長・ 金田時男とその側近・白竜の無表情が対照的で、韓国の方がほんとうの怖さを感じた。
西田のちよっとたがが外れたようなしゃべり方の関西弁が、凄味もあるけれど時にユーモラスだ。
ユーモラスな方が怖い。
証券マンから世襲で会長になった小心・狡猾な花菱会会長・大杉漣はアベ組会長をモデルにしたのかとも思えるが、アベ組会長の無法・悪辣さに比べたら、まだまだ普通の市民だ。
いろんな殺し方を見せてくれるが、ISやアメリカの銃使いからみたら入門以前だ。
たけしと弟分の大森南朋のコンビがペーソスを感じさせた。
カツ節と葱と醤油に酒を混ぜた出汁をかけて食う。
つくづくうまい。
毎日でも食いたい。
豆腐がうまくて、こうして我が家でカミさんに出してもらうのがいい。
湯豆腐やいのちのはてのうすあかり 久保田万太郎
万太郎の句も、しみじみ、いいなあ。
「や」の切れ字が効いていて、いのちの果て、うすあかりという「ほど」を示す名詞も他に置換し難い。
幸福感が漂うようですが、実は晩年の厳しい境遇時の作だそうです。
かすかにお豆腐がゆれてお豆腐の仲間であたたまって、おだしの効いたたれにつけてあ~美味しそう。
こちらは寒くなってきました。
今日も最高13度です!
サンチが寒そうにしていたので、一日家に引きこもり夜の湯豆腐を楽しみにしていました。