恥を知る 中路啓太「もののふ莫迦」
2017年 10月 14日
昨日乾かなかった洗濯物を取り込みながらテレビをみると、トランプがイランとの核国際合意を破棄、オバマケアも破棄(700万人が医療費が払えなくなるという)、どれだけ世界を壊せば気が済むのだろう。
娘だか嫁さんだかを傍らに立たせたり側近どもに拍手させたり、恥知らずめが。
彼らを見ていると、地球を破壊するために宇宙のどこかから送り込まれたインヴェーダーを想わせる。
小池・前原の利敵行為もあるのだろうが、アメリカも日本もゾンビ・ネオリベたちの天下だ。
昨日もちらっと書いたが、大学を出たことによって、高卒の人より恵まれた出世をして(本人の実力とは思えない)、ラクチン人生・老後を送る連中が、日本の立憲政治が危殆に瀕していることについてほとんど危機感どころか関心すらもっていない。
現行憲法の価値観のなかで育てられてきたはずなのに、さっさと戦前回帰の安倍を信任する。
その思想遍歴の過程でどれほどの思索や苦しみがあったのか。
ただなんとなくご都合でここまで来てしまったのではないだろうか。
これも「恥知らず」。
「勝敗は兵家の常と申しまするが、おのれもまた、明日には敗れる運命にあるかもしれぬと思えばこそ、もののふは、もののふの道を踏みはずさずに生きられるのでござる」横浜のikuoさんに教えてもらった本に出てくる、加藤清正と主人公・「もののふ莫迦」・岡本越後との問答だ。
「聞かせてもらおう。そちがさきほどから申しておる、その、もののふの道とはなんだ」
「恥を知ることにござりまする」
太閤秀吉の理不尽な朝鮮侵攻の先陣を務める清正に「もののふの道を踏みはずした勝利はいずれ敗北に終わる」と言い放った越後は朝鮮で敵側に寝返る。
徳川の世になって今は亡き清正を偲ぶ「たけ」は越後を愛しながら、清正の側室となった女丈夫だ。
思えば清正も越後も莫迦だったと云い、
莫迦にかかわる者はまったく苦労させられるが、、、されども、いま思えば、あの頃の莫迦が懐かしゅうて仕方がない。愛らしゅうすら思える。乱世の方が莫迦が多かった、
近頃は、賢い方々ばかりで、この世に生きつづけるのもいささか退屈になってまいった。と述懐する。
史実に基づいた小説、なに、現代の史実ではないよ。
中央公論新社
そういう大人に育てられる子どもたちは・・・
若者に教えなくてはいけないことが、いっぱいあります。
人生まだまだ終わっている場合じゃありませんよ、佐平次さん (笑)
お二人ともにお気持ちがどれだけ軽くなったことでしょう
お義母さまがsaheiziさんのご家族が平穏に暮らせるよう
心配事を払ってくださったのでしょうね
アメリカもさることながら我が国も似たような物
憂いの気持ちばかりが膨らみます
せめてもう少し品のあるあの人たちであってほしいです
せめてあの人だけでも打ちのめしたい・・・・・
アベ一強を倒すという意味が自分が代わって権力を握ることだけにあって、どういう国にしたいか、安倍の何を否定するのかが明確でない。
見ようによっては安倍以上の悪ですね。
打ちのめしたい!
今の老人がなさねばならないことは、若者に「恥」を教えることではないでしょうか。