老いらくの恋
2017年 09月 14日
映画すら一年も二年も見ないなんてことがしょっちゅうだった。
あとは寄席に年に一度か二度、独演会なんて無縁。
あ、銭湯!これは宴会の前に会場の近くで入ることが多かった、でもこれは遊びか。
能、落語会、映画、、最近は文楽や歌舞伎に手を出し、ジャズなんかにも色目を使う。
いわば、不毛の青春時代を取り返すがごとき「老いらくの恋」だ。
なんでもその道の先達さんがいてくれて、見るべき・聴くべきもの、チケットの取り方も手ほどきしてくれる。
一期一会、今見とかなきゃもう見られないなんていう(老いたる)名人や好番組を見損じないように、チケット発売の日にはスマホにタイマーを仕掛けてパソコンを起動したり、モノによっては直接演者の家に電話して予約したりもする。
老いらくの恋は耄碌の恋でもある。
メモ帳に殴り書きした公演の切符をまだ取ってないと思っていると突然郵送されてきたり(お金を振り込んだのを忘れている)、せっかく切符を取りながら記入した日にちが間違っていたために無駄にしたり、ダブルで予約してしまったり、記入漏れもしばしばある。
古い恋人・本とのつきあいも続いているから、図書館の借り出し期限の管理も要注意、うっかりしているとせっかく待っていてくれた恋人がへそを曲げて書庫の中に籠ってしまう。
いつまで続けることができるか、いつ燃え尽きるか。
いろいろシンドイ切ないことも多いけれど、それを乗り切るためにも恋に生きるのだ。
さて今日は誰と会うんだったっけ?
そうだ、今日は生身の人間の恋人たち・昔の新人たちと会うのだった、イソイソ。
カッコ良すぎです。
老いらくの恋、耄碌の恋もなかなか乙ですね。恋人の数が多過ぎるきらいがあるけれども、なかなか素敵です。
私もsaheiziさんの様な、バアさんになりたいものです。
しかし、
老いらく…でも、不倫とか、いうのかしら…
などと、ニヤリとしていたら、
ミサイルが、飛んできました。
無粋なヤツらです(怒)!