悪しき者どもを糺してたもれ 狂言「大般若」&能「賀茂」@国立能楽堂
2017年 05月 21日
でも、一か月前に切符を買うときには、こんなに続くとは意識してなかったのだ。
施主(小アド・野村万作)の家でなんと神子さん(アド・高野和憲)の神楽祈祷と住持(シテ・野村萬斎)の大般若経読誦を同時にやることになった。
「はんにゃはらみだ~うじゃらうじゃらうじゃら~」萬斎坊主が経典をアコーディオンのようにぺらぺらやりながらありがたい般若経を読む傍らで神子は鈴を鳴らして小鼓と笛のお囃子で舞う。
ときどきトーンと足踏みをするたびにぎょっとする萬斎坊主が神子の方を向く顔が子供のようでかわいらしい。
「うるさくて気が散るからやめるように言ってくれ」、万作爺さんが「あのように言ってるけど」神子は負けていない「アラお神楽の起源は天の岩戸の舞なのよ、何を失礼な、こんなのが気になるようじゃろくなお経じゃないわね」、なんどか押し問答するけれど万作爺さんには事態収拾する気も能力もない。
ふたたび神仏合同のにぎやか祈祷が始まる。
やがて萬斎坊主が神子の舞を面白がって後をついてシンクロ、「おもしろやあおもしろや」こんどは神子が泣き出して「腹立たしやア腹立たしや」坊主「許してくれ許してくれ」。
久しぶりに野村父子、健在。
「真ノ次第」「真ノ一声」、お囃子の気合(広忠の太い声!)が籠って力強い。
喝を入れられるようで快い。
御手洗の、声も涼しき夏陰や、声も涼しき夏陰や、糺の森の梢より、初音ふりゆくホトトギス、、美しき女連れが橋掛かりで一セイをゆっくり謡い、舞台に登場する。
室明神(ワキ)に里女(前シテ)が矢立台に立てられた白羽の矢の由来(ご神体・宝物)を語り、
いざいざ水を汲まうよ水を汲みながら川尽くしの謡いで、すがすがしい下鴨神社・糺の森を思い出す。
御手洗(みたらし)の言葉でみたらし団子も思いだす。
アイで末社の神が賀茂神社の由来を語り「三段の舞」を素朴に舞う。
ありがたや、人々の信心が神に通じた、時は来た、と御祖(みおや)の神(後ツレ)が「天女ノ舞」を舞う。
ぼくの正面に来てひざまずき
賀茂の山なみ、御手洗の影、うつりうつろふ、緑の袖を、水に浸して、すずみとるああ、きれいだなあ、とうっとりしていると、とつぜん轟くような「早笛」の囃子、恐ろしい別雷(わけいかづち)の神が登場する。
我こそは、王城を守り、君臣の道、その別を明らかにする別雷の神だぞ。
足拍子を踏み地謡と掛け合いながら
ほろほろ、とどろとどろと、踏みとどろかす、鳴る神の鼓雷を鳴らし神威を示す。
満足した御祖の神は糺の森に消え、別雷の神はそれを見送り、雲霧を分け天への道を攀じ登って虚空にあがらせたまひけり。
別雷の神よ、自分が万能かのように思いあがっているアベに身の程を教えてやってくだされ。
滴る新緑の糺の森を歩いてみたくなりました。
水の音が嬉しい季節ですね。
暑苦しい厚顔傲慢な人たちの顔を
サラリと忘れたい、けど、そういう訳にもいかない…
別雷の神!ドッカーンと雷落として欲しいですね。
局地的に!
祇園の小料理屋でうまいもの食って翌日雨のなかを親戚の墓を探し歩き、そのあとここに行きました。
年上の女性たちがずっと付き合ってくれたのが申し訳ないような嬉しいような気持でした。
どっかーん!!属人的にね。
人生1回きり、自分の足で歩けるうちに
好きなことをしなくては、、、
あっ、これはsaheiziさまね!
アベさんは好きなことしちゃ困ります!(^^;
雷様、お灸ドッカーーーン!お願いします。
以下、毎日新聞の報道。どんどんやってほしいです。
「国連プライバシーの権利に関するケナタッチ国連特別報告者は衆院法務委員会で可決された「共謀罪」法案について「プライバシーや表現の自由を不当に制約する恐れがある」と
懸念を示す書簡を日本政府に送った。」
理由:対象となる犯罪が幅広く、テロや組織犯罪と無関係なもの も含まれる可能性があることなど。