「はじめ」が始まった!
2017年 05月 18日
「佐平次さん!いらっしゃい!」ママの声も張りがあって、おや、若返ったようだ。
先客がボックス席に移ってカウンターの真ん中をひとつあけて座らせてくれる。
左右六人、ボックス席、みんな見覚えがある人たちばかりが笑顔で迎えてくれた。
長く辛く淋しい「はじめ難民生活」を脱して故郷に戻って再会の喜び。
ぐいぐい飲みながら親方の闘病の様子、「体はどうってことねえんだけど、頭の体操がいろいろあって」とか、三カ月間会えなかったあの人この人の様子を尋ねる。
連休後再開と聞いていたが、大事をとって(「俺は大丈夫だって言ったんだけど」と親方)今週から始めたそうで、今日は三日目、それなのに様子を訊いた人のみんなが「昨日も一昨日も」来ていた、と嬉しそうなママ。
三カ月の間にドラマが起きた人もいた。
「じゃあ、お先に」「お疲れさまあ~」全員拍手で送る。
「なんかえらくなっちゃったね、俺が帰るときなんか誰も拍手してくれない」と隣の男。
「ゆっくり長く、ね」ママの声に送られて僕も帰途につく。
誰も拍手しなかったけど心満たされて歩いた。
アベのことなんか忘れて、美味しく飲んで食べて愉快に語って酔って…、最上の時間ですね。
ほんと、嫌な事は忘れて楽しい会話が一番です^^。
近いうち、ご一緒しましょう!
楽しくて楽しくてしようがないように、ワイワイ話している他人同士を見ていると、この人たち「はじめ」が休みの間はどうやって生きていたのかと思うほどだ。
石田千のエッセイを読むと、こういう場面が結構出てきます。
居酒屋つながり・・・あこがれるな~。
はじめ難民の皆様、今までどうやって凌いでいたのでしょう。