雨どころかUV入りのクリームをぬつて歩くような五月晴れの飯田、青葉若葉、ルンルン歩く。
お城のあとやらなんやら歩く。
すごい建物が続く、あ、小学校だと?。
飯田の大火をこの建物が食い止めたと夜の酒場で教わった。
生徒がニコニコ手をふる。
桜丸なんて粋な名前の城跡の驚くべきソメイヨシノとシダレの合体桜。
空堀の狭い橋を渡ってくる犬をつれた眼の不自由な紳士が、待つていただいてすみません、この犬はかみませんよ、と笑いながらいう。
新緑が気持ちいいですねと通り過ぎていく。
爽やかな笑顔。
柳田国男や日夏耿之介の記念館、美術博物館は外から観賞。
天然温泉「天空の城」に割引500円で入るとすばらしい展望、露天風呂が最高。
昼飯抜きで歩いたから早目の一軒目「山麓」。
野蒜、うど、蕗、牛のさがりと豚ばらの串、蛸の唐揚げ、いい気持ちになったけどまだ7時前、ちょっとのつもりの
二軒目「一力」(これは帰るとき撮った)
静かに飲んでいたら隣の老年カップルが酒を勧めてきて意気投合、飲み過ぎやで。
おかみもいつしよにぼくの明日を相談してくれる。
パンフレットをもつてきて、ここに行こうと思わずに車内で想像しているといいよ、つてここにも同志がいた。
ああ、いいなあ、飯田の人たち。
ここに住んだら、ってそういわれてもなあ、、。
声が出ないかと本気で心配しながら「青春時代」をなんとか歌ったら マスターも唄う。
調子に乗って「こいさんのラブコール」、ああ、とまらない。
入ってきた若いカップルもこもごも唄う。
ぼくも負けずに「青葉城恋歌」、ワカモノもオジサンもオバサンもマスターも唄う「飯田恋歌」。
こうなつたら沖縄の「花」だ、泣きなさい笑いなさい、なんと声がでるやないか。どうだ参ったか!
お勘定は?はい2600円、お酒四本じやきかないよ、でも2600円、はい、おつり400円!
いいな、飯田!お金じやなくて気持ちがいいな。気持ちのよい雨のなかをぶらりぶらりホテルに帰る、ああ、楽しかった。
今朝ははよからない、天竜峡ですたい。
だあれもいやせん。駅前のロッカー、ジャスト400円、ゆうべのお釣りもらってよかった。