「おかげ」で書いた4729件の記事 ことしもよろしく
2017年 01月 02日
夕方ちょっといつもと違う道を歩いたら思いがけない方向に富士がよく見えた。
カミさんは、私の作ったのよりおいしいでしょ、というが、「こういうものはひとが作ってくれたものがウマいのだ」と答える。
俺にはどっちもうまいのよ。
一昨日、つまり去年の記事に2005年から毎日欠かさずブログを更新してきたと書いた。
それはコメントを下さる皆様のお陰とも書いた。
けさ仏壇に手をあわせていつもの通り孫子の健康を祈り、存えている者の感謝の言葉を胸の内につぶやいた。
そうしたら、ブログを更新し続けられたのには、ネタを提供してくれた祖母や母のお陰でもあるなあ、と思った(それをいうならトルストイや津島佑子たちのお陰でもあるのだが)。
というわけで、まずは祖母の歌から。
福引のバケツ二つをぶらさげて正月三日の昼の街ゆくラッキー!と足取り軽く街を歩いたお祖母ちゃん、そう簡単に悟れやしないよね。
死ぬことは着物をぬぐと同じぞと悟りすましし師の言をきく
さし昇る大きな初日をもらひけり俺も裸木が好きになったよ。
裸木のきりきりしやんと空蒼し
みんなを連れて見に来てくださいね。
俺は今から、滋賀から一人先にくるタイちゃんを迎えに行ってくるのです。
「福引のバケツ二つをぶらさげて正月三日の昼の街ゆく」
颯爽と街を歩くおばあさまの姿が目に浮かぶようです。
「裸木のきりきりしやんと空蒼し」冬の潔さがつんと伝わってきます
テーブルの上に並べられたどんなごちそうよりも、高齢の母の作る煮物が旨いなあと感じます。
あと何年、この味を食べられるのかと、ちょっとしんみりしてきました。
考えてみれば我ながらよく続きました。
たまに今日はやめようかと思う日もあるのですが、私は意志が弱いから一度やめると再開できなくなるような気がするのです。
アホみたいな記事も多いのですが、お許しください。
お散歩は元気の素、それにしてもよく歩かれる。
私なんか暮れからこのかた合計で一万歩も歩いていないかも(^^;
>俺にはどっちもうまいのよ。
saheiziさんの新年、素敵に開けて嬉しいです。
本年もどうぞよろしくよろしくお願いいたします。