何のための苦しみか B君を偲んで熱弁をふるった

あれからもう一年過ぎてしまった。
かつての”戦友”、37歳で亡くなって24年、毎年仲間が集まって偲ぶ会をやっている。
Bちゃんも生きていれば還暦かあ、自分たちも古稀や還暦の生きてる男たちが遠い目になる。

水道橋のお寺に参ってから会場に行く。
お墓ではなくてお墓の映像が現れてそれに向かって焼香をするのだ。
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俺は少し早く神保町から歩いて水道橋駅に向かった。
食い物屋と古本屋が多い。
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江戸関係の本が並んでいる店の中はアダルト関係。
俺はなぎら健壱の「東京の江戸を遊ぶ」、新本自由価格300円(定価840円)を買う。
このところ古本を買ったりしているのは図書館主義の枠を”本を買いたい!”衝動が突き上げている。
あれだけ吸っていたタバコは止めて25年、びくともしないのに、本を買いたい中毒はシツコイ。
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三崎神社にも参って丁寧に祈った。
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飲み会では健康談義はさっさと切り上げて思い出談義にふけり、やがては現場の人たちを動かすものは何かについて。
仲間の一人が社長なので、彼に持論をぶちあげる俺は酔っていたなあ。
酔っていたけれど間違ったことを言ったとは思わない。
先に逝ってしまったB君のためにも無粋を承知で頑張る隠居也。
苦しい労働であってもその労働の先に目指すものがあってそれが共有されていなければならない。
数字合わせの待遇切り下げ、要員減らしだけでは人は動かない。
感動がない現場には安全もない。
頭ばかりイイエリート幹部を天下り的に現場責任者として投入して数字を作らせるのは最悪だ。
笑いもあり涙もあり、大いに酔っぱらってふらふらと帰った。
今朝は自律神経がめちゃくちゃ、とうていストレッチをする気にもならない。
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(「研数学館」が解体されるようだ)
Commented by reikogogogo at 2014-05-21 12:09
そうなんです研数学館が解体される、私も夫から、聞いたばかりです。同じ様な所を歩いているのですね。
Commented by saheizi-inokori at 2014-05-21 12:38
reikogogogo さん、水道橋駅の近くにあった本屋も洋服の青山になっていましたよ。
Commented by m-rica at 2014-05-21 12:40
自律神経がめちゃくちゃな方が人生は楽しそう☆
Commented by saheizi-inokori at 2014-05-21 12:45
m-rica さん、楽しいこともあるけれど腹の立つこと、不安なこともあって自律神経が乱されます↑。
Commented by maru33340 at 2014-05-21 21:47
本を買いたい病は、おそらく生涯完治しないでしょうなあ(^^;
Commented by saheizi-inokori at 2014-05-22 00:22
maru33340 さん、困ったなあ。
今日は買いませんでしたよ。
Commented by ikuohasegawa at 2014-05-22 09:24
読んだ本を返すという習慣が身に付かず、”本を買いたい!”衝動が突き上げて工面しながら本を買っています。これだけ図書館に出入りしているのに。
Commented by saheizi-inokori at 2014-05-22 18:08
ikuohasegawa さん、私もそうでした。
でも今は落語会の会費捻出という動機と金欠という必要があります。
もう一つは読み終わった本を寄贈する先がなくなったこともあるかな。慣れですね。
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by saheizi-inokori | 2014-05-21 11:13 | よしなしごと | Trackback | Comments(8)

ホン、よしなしごと、食べ物、散歩・・


by saheizi-inokori