背後の問題に触れなかったNHKクローズアップ現代「STAP細胞はあるのか」
2014年 04月 11日
コピペで論文書くのがケシカランというけれど記者諸侯、あんたらも研究内容の検証(裏取り)もろくにしないで、すわノーベル賞だ、エプロンだ、美形だとはしゃぎまわった、それが梯子を外されて照れ臭さもあるのか。
わが友・松本仁一君は記者クラブ賞を受賞したときに「なあに、俺は実際にアフリカやロシアに行って見聞きしたことを書いただけ」といい、「今の記者たちはコピペで記事を書いてるんだ」と教えてくれた。
もうちょっと掘り下げて、「どうしてそういういい加減なことが出来てしまったのか」について日本の科学者の置かれている現状などにも触れるのかと思ったら、これじゃしょうがない。
たとえばノートが二冊しかない、という批判についても、新聞にはパソコンに記録している人も多いというコメントもみられたが、そんなこともどうなっているのか。
3・11、その前に水俣病などの経験は日本の(有力な)科学者・専門家のモラルなんてものは見かけすらなくなっているとは承知しているものの、門外漢の隠居としては銭湯のおっさんと岡目八目をするしかないのが悔しい。
こういう機会にそこんとこよろしく頼まァ!籾井君(ムリか)。
佐村ナントカ事件、今回の小保方事件、、面白おかしく取り上げているが、効率・競争至上主義で金・権力・官僚的な評価システムに拝跪するというメデイアの抱えている問題と通底していることをどれだけのジャーナリストが意識しているのだろうか。
意識したうえで、本質的な問題から目をそらさせるために大騒ぎをしているのかもしれない。
フクイチは今どうなってる?
しっかり踊らされんよぉにせなあきません。
もっと別の視点から追ってほしかった。なぜ皆功を焦るのかなど。
1)仕事で主張した意見の数(学者の場合は論文の数)
2)その意見を形成するに至る過程を裏付けるノート(書面)の数
3)第三者がその意見を形成するに至る過程(実験方法)に忠実に従えば当該「意見」を容易に再現することができる蓋然性の証明
が1つでも欠けたら昇進できず、又は役員に選任されないとなると、実に恐ろしいことですネ。
ところで、最初の画像は、「ムベ」のそれにも似た「五葉アケビ」の紫色の花弁(同株異花の雄花:外側の白はガク)でしょうか。
我が家にても、雄花・雌花とも満開にて、風媒介にて受粉し、秋に結果せんことを期待しつつ・・。
オボカタ騒動、大きなことになりましたが・・・・。
本質的なことよりもあれがどおしたとか、これがどうだったとか、なんだかクマ拾いのようなことになっていませんか?
そんなことより、フクイチのこともっと真剣に考えなくては。
今日の7時のニュースに映った富岡町の見事な桜を見て、そう思いました。
あの事故さえなかったらみんな楽しくお花見ができたはずだよね。
もっとちゃんと取材して真相に迫って欲しかった。時間はかけてもいいのだから。
新橋駅前で通行人に感想を聞いてもしょうがないでしょうに。
世の中にはもっともっとバッシングされてもいい事象がいくらでもあるのになあ。
小保方さん一人でやっているわけじゃないのに、
標的は彼女ひとりですね。
だいたい理科学研究所って、そこが若手を指導しなきゃいけないと思います。個人じゃなく組織の欠陥でしょう。
ほんとに実験に成功したのかすら、
疑いたくなります。
出来た、出来たと連呼しても、
その証拠が示されなければ、
信じることはできません。
記者会見をするのであれば、
根拠となるデータくらい示さないとねえ。
やはり、できていないのでしょうか。
統制している経営者たちは、自ら経緯を明らかにし、業務プロセスの不足不備な点も説明してほしい。改められるようにしなければ、類似のことが何度でも起きてしまいます。
研究者たちも、自らの結果の確度は理解しているはず。仮説のレベルなのか、検証は様々な角度から十分か、など。それを淡々と説明すれば良いのです。
小保方はできたといい、理研は撤回というだけでできたかどうかは調べるといい、NHKによればもっと簡単に調べられる方法を試そうとしない。闇の中でSTAPがうごめいています。
過大に報道され過ぎていませんか。
小保方さんがSTAP細胞の存在をもう一度実験ではっきり見せて欲しい。
世紀の発見、焦りたい気持ちがあるのでしょうが焦らずにやって欲しいです。
こうした複雑な研究課程と権利関係の中では研究者は雁字搦めになります。なぜそこを無視して全てを小保方氏個人に責任をかぶせるのか、そこに目を向けるべきです。