昇り龍・左龍が黒猫魔術を現出し小三治のヤカンがちょっと漏れた 落語研究会
2013年 12月 26日
足に毛布をかけると待ってましたとサンチが飛び乗って顎を太ももの上に乗せて間におさまる。
ときどき首の後ろや背中をなでながら本を読む、温かいふわふわがなんともいえず気持ち好い。
サンチも気持ちが良さそうに俺の手をぺろぺろ、お礼の印。
夕方、国立小劇場へ、第546回の落語研究会。
今年最後の研究会は出演者も豪華だから「当日券完売」の張り札、心なしか係のスタッフの人数も多く緊張感がある。
さん光「ん廻し」
新二つ目に「さん光!」の掛け声と大きな拍手、「ありがとうございます、、、もう、、涙がでそうなので」と拍手を制する笑顔、いいね。
せんじつの扇辰日和でこれをやって扇辰に『落語研究会の稽古をしてやがる」と冷やかされたのだ。
稽古した甲斐があった、もっともっと稽古して伸びろよ新人!
左龍「猫怪談」
おとっつあんが死んじまった与太郎、大家がアドバイスをしてくれて月番の吉兵衛さんと二人で菜漬けの桶に入れた遺体を担いで夜更けの谷中に向かう。
途中で桶のタガが外れて死体がこぼれでる。
大家と吉兵衛が早桶を買いに行った留守を任された与太郎。
怖いという気持ちなんかない、おとっつあんの遺体に「何で死んだの、おとっつあんに恩返しで一所懸命働いてうまいもん食わせようと思ってたのに、、働いて帰ってもお帰りっていう人がいなくなっちゃった、、」。
その時、何か黒いものがツツーと横切った。
遺体の胸に置いた魔よけの刃物がどこかに飛んで行ったので黒猫が悪さをする。
遺体が起き上がって、ひひひ、ぴょんぴょん跳ねて、風に乗って飛んで行っちゃった。
大家が与太郎に実の両親の死んだあと孤児になった与太郎を引き取って育てたおとっつあんのことを語る冒頭。
臆病な吉兵衛の造型。
普通のアホな与太郎と一味違う新しい与太郎のとぼけているが味わいのある語り口。
左龍、ますます目が離せない。
俺は志ん生のをしょっちゅうテープで聴くが高座ではめったにお目にかからない。
当然文楽の形。
金策が出来ないままに暮れの町をうろうろ、「おや、大きな屋敷だ、ここなら3両くらいなんとでもなるだろうなあ」、こういう感じ、デジャヴだ。
あれ、くぐり戸がバタバタ開いてる、物騒だ、教えてやらなきゃ、、ついつい留守のお屋敷にあがりこんで座敷に食べ残した酒や刺身をみたら、ちょっと飲んでみたくなる、喰いたくもなる。
すきっぱらに効く酒、赤ん坊が這ってくる。
こっちにおいで、たっちはできる?
あんよは上手、お転びお下手、、。
あやしているうちに非常用の穴に落ちてしまう。
旦那が現れて、「まいったな、泥棒だ」。
今日は坊やの誕生祝いの日。こんな日に縄つきを出したくないから、棟梁を呼んで穴から出して逃がしてやろう夢のような世界。
今じゃリアリテイゼロ、だからあまりかからない噺なのかもしれない。
扇辰「匙かげん」
小満ん師匠と小三治師匠の間に挟まって、さぞかし緊張してるだろうと思わないでくれ。実は緊張してますなんかワケワカなことを言った割には好いテンポで楽しい大岡政談。
大家のしたたかさにはいつも大笑い、こんな大家に守られる若先生もハッピーだ。
大家が因業な加納やと若先生の争い(法的には加納やが有利と思われる)をためらわずに奉行所の御裁きに委ねると言うところに、お上(大岡越前)に対する信頼があったということだ。
やっぱ、江戸時代はいいね。
小三治「やかんなめ」
弟子の喜多八のこの噺、大好き、何べん聴いてもハラワタがよじれる。
小三治のも好いよ、そうだろそうだろ、いちど聴いてみたい。
やっと想いが叶った。
だが、、ちょっと遅すぎた?
癪と疝気を説明する枕がもたつき、禿げ頭の侍の一人合点の面白さ、頭を舐めさせてくれと頼まれた時の怒り・困惑・優しさ、笑い転げるベクナイ(お伴)の存在感、どれをとっても爆笑とは程遠い。
セリフを忘れることもあって。
声もいささか。
ひょうひょうとした味わいが全滅していなかったのが救い。
年明けに小三治の高座を聴く。
どうかゆっくり休んでいつもの小三治ワールドにつれてって!
チョイと早すぎるなー。
ゆっくりやすませてください~子供がおびえることはやめてきちんと政策を行ってほしいです~
すみません~
みんなにうつっちゃいますよ~
BYラーメン大好き小池さん
はあちゃんが25キロ、6歳。岩を抱くような感じです。
小さい頃は掘りごたつの中に板を渡して寝そべって読んでいました。
時々お風呂でも。笑。半分だけ蓋をして本を置く。(今は流石にやりません)
夕雲が綺麗ですね。昨日も今日も晴れたので12階の我が家から夕焼け空を眺めています。
よかったです。
一冊、徒然草だったかを買いましたが結局読まなかったなあ。
学生時代からの行儀の悪さが祟っているかも。
稽古はすすんでますか^^。