平成の岩倉具視いでよ!
2013年 12月 06日
安政5年、幕府はアメリカのハリスに押し切られて通商条約を締結しようとする。
孝明天皇は当然勅許すると思われたが、下級公家の岩倉が阻止する。
88人の反対派の公家を動員して、いわば宮中デモで九条などに圧力をかける。
皇女和宮を将軍家茂に降嫁させるという離れ業をしかけたりしてオールド公家勢力から追い落とされ5年に及ぶ冷や飯食い。
それにもめげず諸情勢の情報収集・分析を怠らず要路に時宜を得た意見書などを送る。
大久保利通と肝胆相照らし、やがて勤皇の志士の隠れた指令所となる。
慶喜の大政奉還に対してなすすべを知らないオールド公家=摂関に代わって王政復古の詔を提案、その中で摂関家の廃止を宣する。
世襲の無能力集団を切って捨てたのだ。
そして清新溌剌たる明治新政府の設立のキーパーソンとなる。
番組の最後で高橋源一郎も言ってたが、今こそ岩倉の出現が待たれる。
高橋はみんなが岩倉になるべきだと言ってたが隠居には無理だ。
自民党などの世襲集団が国益を唱えるのみ、その実大甘の王子、君側の奸どもにおだてられて真の危機感などと無縁にやりたい放題。
それにつけても公明党の情けなさには腹が立つ。
みんな、維新は言うに及ばず。
野ほうづにあまき親あり此の頃のぢぢばば孫に嫌はるるなりその孫の俺はぢぢになったら甘くなったようだ。
たしかに祖母は優しいけれど厳しかったなあ。
夏休みに遊びに行くと、ちゃんと正座して挨拶し、そのあと近所にも挨拶に行かされた、お土産を小分けにしたのを持って。
「夏休みで祖母の家にきました、よろしく」って。
その俺がどうしてこんなに無礼な不躾けな爺になったのか、思えば不思議だ。
紅葉散るかたへに梅の蕾かな熱海の海岸では紅葉散るかたへにヒマラヤ桜だった。
やっぱり政治を動かすのはイデアリストではなくて
リアリストだということを番組であらためて感じました。
何にも知らないままで生きてきました。
こんな、変な政治がのさばる世に明治のような人物は出ないのか?
今日は道端で立ち話した奥さんと、大学生は何やってるんでしょうね?と話し合いました。デモをやっているのは老人と中年が主で、学生運動が起きていない。昔と違いすぎる。
自民党を潰すには、あらゆる年代が関わらなければ。でも、しらけてる若者が多い。と言うような話でした。彼女はちょっと周辺を気にしながら。特高に引っ張られる世が来ないことを願います。
夕べの番組、見逃しましたので、何とも言えないのですが・・・。
いずれにせよ、傑出した人物だったことに、違いはないですね。
百閒爺の「阿房列車」の漫画ヴァージョン(一条裕子 著)も、面白いです。
TVを見てないので何とも言えませんが、私としては岩倉具視がいなければ「鳥羽・伏見の戦い」「上野戦争」 「北越戦争」「会津戦争」「五稜郭の戦い」といった、いわゆる「戊辰戦争」という内乱は起こらず、公武合体で新生日本は平和裏にやって行けたのではないかと思っています。
世襲の無能力集団を切って捨てた辣腕ぶりには胸のすくものを感じますけど、その後に起きた悲劇を見てしまうと、やり過ぎだった感は拭えません。
それともやっぱし、血を流さなければ日本は変われないんでしょうか。
日本を変えるためには、今こそ「平成の戊辰戦争」を起こさなければいけないんでしょうか。
こんなにたくさん元気に咲くのは珍しくてちらほらと儚げに咲くのが多いです。
自分たちが一番困るはずなんですけれどね。
一条裕子、知らなかったなあ。
欧米のつけ込むのを許したかもしれない。
今の政治家たちも一掃したいなあ、代わりなんて出てくるんじゃないかな。
お気をつけて!
>無礼な不躾けな爺になったのか
どんなぢぢになられたのでしょう^^
こうして故人を思う事が最大のご供養になるのだそうです。
良いお孫さんで立派な息子さんです。(小生意気な事を申し上げましてm(__)m
)
あのまますくすく育てばもちょっとましな礼節を心得たぢぢになったのでしょうが。粗にして野蛮なぢぢです。野卑ではないつもりですが。
人気のない人です。