ヒューマニズム&サスペンス 映画「東ベルリンから来た女」
2013年 02月 14日
軽量化しつつある俺は飛ばされそうになりながら目黒通りを歩いた。
バスで都立大学まで行ってそこからてくてく。
とちゅうから目の保養に切り替えて、裏通りに入ったりして楽しむ。
腹が空いたが立派なレストランかラーメン屋しか目につかず、まあ、いいや、一食抜くかと思っていたら
3時過ぎのランチ、真っ黒、濃い醤油味の鴨南蛮850円、すきっ腹は最良のグルメ也。
祐天寺の境内を抜けて祐天寺駅から電車で渋谷に出た。
先日見た「マリーゴールドホテルで会いましょう」と同じ映画館でやっていて、ほんとはこっちの方が本命だった。
ゆっくりしたテンポでじりじりとサスペンスを高めていく。
主人公の女医と誠実な医師が魅力的だ。
西独の恋人は存在感がないけれど。
自由(亡命)と医師として人間としての使命の狭間。
俺なら?
1980年、東独、秘密警察が不気味だ。
この時点で9年後にベルリンの壁が崩壊することを彼らは知らない。
俺たちも9年後に世界がどうなっているのかを知らない。
アマゾンが50年を待たずに砂漠化するという。
子供や孫たちはどういう世界に生きるのだろう。
当時の日本人だってバブルが崩壊することを知りませんでしたから、ましてや今から9年先のことなど、わかるはずもありません。
同情します。
自然崩壊だけでなくお隣の国々にいじめ殺されそうです。
一寸先は闇ですか。