発見!菊丸の「浜野矩随(のりゆき)」がよかった 第527回「落語研究会」
2012年 06月 02日
5月と6月って響きがずいぶん違うなあ、半分が終わるんだ。
噺も噺家も初めてだったが素晴らしかった。
おじさんがお茶をおいてくから、えっ、そんな人なの、と思ったら若くみえる。
あとで調べたら61歳、圓菊の弟子だ、道理で出来が良いはずだ。
名人(彫金)誕生秘話。
名人の名をほしいままにして亡くなった父の跡を継ぐには才能がない、だけど母孝行。
それを支えるスポンサーが「父の名を汚すから、もう彫金をやめろ、さもなくば死んでしまえ」とつき放す。
聞いた母が「よくぞ言って下さった、さあ、死になさい」と首つりの支度。
首を吊る前に私に形見を遺して逝ってくれ、と頼まれて七日七晩不眠不休で彫り上げた観音像。
大げさにやって感動させようとはしない。
むしろ淡々と、しかし明晰・端正な語り。
それなのに、いや、それだからじわっと胸の内が熱くなる。
ひとつのきっかけで花が咲くそうだよな、がんばれよ、若者たち。
権太楼「不動坊火焔」とさん喬「棒鱈」、どっちもいい出来で、大いに笑わせてくれて貫録十分だったが、今回は菊丸のことを書きたかった。
悪くないのだけど、一之輔の「粗忽の釘」を聴いたら、やはりゴボウ抜きで今秋真打になる朝太(もう朝太の名前は憶えなくてもいいですとマクラであいさつ)が、、ちょっと、、凄いライバルをもつってことは幸せだけどしんどいだろうな。
頑張って「詰まらねえ」じゃなくて「飲める!」と行こうぜ、朝やん、じゃなくて志んちゃん!
熱演だけどなあ、、。
次に出た権太楼のオーバーな演出で腹を抱えて笑えるのに、泥棒が可哀そう、権太楼や一之輔に比べられる三之助が可哀そう。
こっちも頑張れ!同じ千葉の出じゃないか。
権太楼の「不動坊火焔」とさん喬の「棒鱈」は面白くないわけがない!!
同じ千葉の出・・saheiziさん、千葉県ご出身?私もです。
なかなか渋い噺家さんだな、という印象はあります。
権太楼もさん喬もネタは十八番ですね。ハズレのなかった隼町だったようで、良かったですね。
私は千葉勤務が足かけ8年ほどありますが出身は長野です。
一之輔と三之助が同じ千葉ではないでしょうか。
野田と銚子。
mamaさんはどちら?