アメリカはこういう男をヒーローにする 映画「J・エドガー」
2012年 02月 11日
映画館に入ると予告編の始まる前からイーストウッドの世界だ。
何かを予感させるあの音楽だ。
J・エドガー・フーバー、FBI初代長官となり、8人の大統領に仕え、その私生活ファイルを武器にアメリカでもっとも恐れられたフーバーの伝記映画。
科学捜査の導入であるとか左翼過激派、マフィァとの対決など”赫赫たる”業績を老いたるエドガーが口述する。
「世界に俺のやったことを知らせる」、本来黒子に徹し闇の存在であるべき男が人生の終末にこういう気持ちになる、その素直な感情がよく描けている。
けっして悪いことはいわない。
目的のためには手段は問わない。
批判も許さない。
モンスターではない。
マザコンで同性愛志向で、、もとより身勝手、、しかし、やることはやる!強い男になるんだ。
血の通った視野狭窄とすら思えるむしろひとりぼっちの哀しい男。
哀しい男であっても官僚や政治家に屈することなく自分の思うやり方でアメリカを”救った”。
救われてよかったかどうかは別だが。
主役のレオナルド・ディカプリオ、唯一の友人にして部下役、母親役、秘書役、それぞれが長い映画をだれさせなかった。
うちからは往復2万円かかりますw
DVDになったらぜひ観てみます。
そうまでしてみる価値のある映画ってそうはないなあ。
本当の真実を知る人は怖くて正義など口に出せないはずです。
ちょっと最近ツタヤに頼り過ぎで映画館で観たくなりました。
それでも先日「雨に唄えば」「イースターパレード」を見ました。
本当はこれも大きな画面で観たかったのですが。
貧乏性なのか家にいると何かほかの用事、読書も含めて、が気になるのですよ^^。
渋谷ロフト前の映画館で見ました。
隠居になると渋谷や新宿が近いのはありがたいです。
骨太な俳優さんになりつつあり、これからが楽しみ。
最後のシーンは代演だと思いますが(見てないとわからないね)^^。