映画「ミケランジエロの暗号」、能「三輪」、サンマの塩焼き、さばの塩焼き、そしてペルー料理のこと
2011年 09月 15日
隠居の楽しみを奪うな!って自分が勝手に書いてるんだけど。
一昨日、用賀の病院に行ったあと日比谷に出た。
先に日比谷シャンテで切符を買ってから昼飯、「いわさき」、初めて入ったけれどサンマの塩焼き定食がうまかった。
映画は大変おもしろうございました。
この間みた「シャンハイ」もそっけない感想だったが、この映画はなおのことあまりいろいろしゃべってしまったらネタばれになるから、
途中でネタは知れたけれど、それでも面白かった。ナチスが舞台だが予想される陰惨さはあまりなくて、ユーモアとかスリルがちょうどよく、観終わってのすっきり感もあった、、、いけないもうネタばれになりかかってる、やめとこう。
そうそう「制服ってのはいやだなあ、とくに軍服ってのは!」と、素足にサンダルでどこにも出かけている身として改めて感じた。
背広も制服、制服を着ると着た人が征服されているようだ。
征服するために制服を着て征服されるってか。
観終わって銀座・金春湯に行こうと思ったがタオルや石鹸を忘れてきたことに気づいて久しぶりに渋谷のサウナで一時間1500円をおごる。
なんとも能の○○さんに似ている人がいたが、イメージより背が低くてシワクチャな肉体だから違うかな。
サウナをでて道玄坂をあがってセルリアンタワーの裏にあるペルー料理・「ミラ・フローレス」へ。
隔月でやっている飲み会、今回は俺が幹事、たまには珍しい店がよかろうと事前チエックもして念入りに「いいかい、コースの中はこのメニューをこっちと差し替えて、飲み放題で4500円だよ。オーダーは90分限度でもそのあといくらでもいてもよし、お腹が足らないようだったら追加注文もするかもしれない」と打ち合わせをして一週間前には電話して店側から予約内容を言わせて(言った言わない・トラブル回避)確認しておいた、俺もなかなかでしょ。
いつもは時間ぎりぎりに行くのが俺流だけど今日は幹事だからと20分前に行くと既に5人ほど集まっている。
現役のために6時45分開始というデリケートな配慮をしたけれど隠居ないしセミ隠居は早く来てしまう。
オールド隠居の集まりなんて曜日に関係なく2時からなんてのはざらなんだよ。
今回は10人メンバー全員集合、料理、ワインなど申し分なく十分に満足していただけた、と思う、幹事の自己満足かもしれないが。
ホールのペルー人(だろうな)が「ワカリマシタ、OK!アミーゴ!アミーガス!」を連発してのサービスが素敵、帰るときはハグしてしまった。
翌日、つまり昨日は国立能楽堂(千駄ヶ谷)に4時ごろから並ぶ(開演は5時半)。
友枝昭世「三輪」のチケットを頂いたので欣喜雀躍自由席もなんのその。
肝心の友枝さんが病気休演で塩津哲生が代演だったのはチト残念だったが、久しぶりの能楽堂をつくづく堪能した。
メモ帳はもったけれどボールペンを忘れたのを幸い、メモも取らずのんびりと舞台に心を預けていた。
舞囃子が「竹生島」・金春憲和、「枕慈童」・出雲康雅、「放下僧」・高橋汎、狂言が「柿山伏」・山本則俊・山本則重とあって、そのいずれもがなんとも快い。
能「三輪」に至って心はすでに東京を離れて、見たこともない、それでいて懐かしい空間に漂っていた。
シテ・塩津が始め手や体がぶるぶる震えているので大丈夫かと思ったが完全な杞憂、アド・森常好と素敵なコーラスを聴かせてくれたときはシビレタのはこっちだった。
8時40分、能楽堂の屋根の向こうに高度を上げつつある十七夜の月をみて「ごはんが一番!」で「さばの塩焼き定食」。
ご飯がうまかった。
良さげな一日、隠居になりた〜ぃ、;>
隠居もまた楽し、かな。
朝からうらやましさが募って、ぶっ倒れそうです。
ペルー料理はまずくはなかったです。
先週食べた中で一番高い料理でもありました^^。
うわ、盛りだくさん
感性も食感も心も胃腸も刺激する毎日
そこで息抜きのサウナってのも忘れない
さすがですね――saheiziさん
ペルー料理は、イタリアにペルーの友人が多いので、結構ごちそうになってます
美味しいよね
それにしてもさんまの塩焼き
この皮のてらてら感と焦げ具合が完璧!!
あ~~あ~~~
いいなーー
このエントリー、どれもこれも私が好きなものばかり。
季節を楽しみ、
いい時間を過ごされていらっしゃって何よりです。
この映画もずっと見たいと思っていました。
ペルー料理はあまり馴染みがありませんので、
こちらも行って見たいです。
最後のお写真も、これまたナイス!でした。。。♪、眼福。