幼かった俺を想わせるドラゴンの失敗
2011年 07月 06日
テレビなどで彼の人となりを知る人たちの話を聞いているうちに「やや同情的」から「かなり同情的」になってきた。
後任の平野大臣が「ずっと松本の下で働いていたかった」とか南三陸町長が「しょっちゅう現場の実情を電話で訊いてきたり被災地に対する思いは伝わった」など、、。
問題にされる発言「知恵のないところには予算をつけない」「キチンと地元をまとめろ」などは言い方が悪いけれど激励の言葉だ。
それはそのまま政府にそのままお返ししたいような言葉だが、それも「政府みたいなまとまらない、当てにならないところと違って、俺たちチーム・ドラゴンはちゃんとやろうぜ」みたいな気持が根っこにあったかもしれない。
宮城県知事に対して「お客を待たせるな、オフレコだ」とやったことが、スッテンコロリと言う所以だ。
どっちにしてもメデイアの前でやっちまったのが失敗だった。
とはいえ、辞めることはなかったと思う。
被災地との間の信頼感がなくなったというけれど、そんなことはない。
本気で被災地のことを考えて身を粉にしていれば分かってくれる。
それほどに被災地の人々は渇いているはずだ。
実は程度は違うが俺にも似たような経験があるのだ。
支店のトップをやっていた頃、しばしば現場に行ったが、そのときは部下を連れず予告なしで、現場ではタメ口で仲間として話をした。
始めのうちは現場の評判が悪くて「せっかく来られるのなら予め知らせてくれれば箇所長が留守にしないで(留守のこともしょっちゅうあった)、いろいろ話を聴いて欲しかった」とか「(ずけずけタメ口でしゃべられて)現場の連中は面喰ってしまう」などと非難もされた。
しかし、現場に行くことが少ないからそういうことを言われるのであって、なんども出かけてはザックバランに噺をして、現場の要望を可能な限り叶えるようにする、要望の実現状況を壁新聞に載せて他の現場にも貼りだすというようなことをくり返しているうちに、現場からは批判的な声はなくなり、かえって「ほんとの現場を見て貰えるから一人で予告なしの方がいい」という社員(とくにあまりエラクナイ)が多くなった。
ただ、管理部門の中間管理職の連中は頭越しに現場の問題を知られることが嫌なのか、または自分のテリトリーを冒されるように感じるのか、なかなか理解してくれなかった。
今振り返ると俺の言動を苦々しく感じていた人は、たくさんいたんだろうと思う。
要するに子供だった。
でも現場を良くしたい、そのためには官僚化している中間管理職、ましてや本社の縦割り管理を大事にしていたのでは何も進まない、と真剣に思っていた。
だから、深夜、道に迷いながら工事現場に行ったり早朝の現場にも何度も足を運んだ。
チーム・佐平次の仲間として現場の連中と酒を飲み議論もした。
今でも彼らと付き合いがある。
ドラゴン・松本ももしかしたらそんな男なのかもしれない。
辞めちまうのはちょっと惜しかった。
俺がいた組織と東北の復興とを同断に論じるのは無理があるかもしれない。
また放言に対するバッシングがあまりにも大きくて、それを克服してなおかつ上に書いたようなことをするには何でも自分の手柄にし、面倒なことは部下に押し付ける(たとえば原発)菅が邪魔にこそなれ頼りにはならないこと、任期が短い期間になることが想像されることなどが辞職の決意に至らせたのかもしれない。
こうなった以上は、その死を無駄にすることなく菅が辞めることだ。
思うし、むしろ、「社会派」であったはず。調べたら大学の先輩でした。やめるのは菅です!!!!!
「民主党も自民党も公明党も嫌いだ。政局は関係なくやって行きたい」
という言葉に惚れ惚れしたんですけどね・・・
直感でこの人、なんか違うぞ!と期待感さえあったんですがね・・・
いろいろな失言・・・言葉は確かにきつかったですが、私には激励に聞こえたんですがね・・・本気を示してくれているように感じたんですが・・・残念です。
確かに言わんとしている事をを冷静に訳すと間違ってはいなのですが、如何せん意思を伝える時に相手に与える印象はコンテンツだけで決まるわけではなくて・・。 とにくかく頭ごなしに相手を萎縮させるような言い方をする人の言い分をフランス人に訳しても ”言っている事は的を得ているけれども、きちんと話しをするルールの上にたっていない。これではお互いの最良のパフォーマンスを発揮できないからこれ以上の議論はしたくない”と決裂。
こういう目に何度も遭遇しています。じっくり話し合えば、実は良い人だったという事も多々ありましたが、後の祭り。
>>続く
伝える事が必要になるって何故わからないんだろう?といつも思っていました。
政治家、大臣というパブリックな地位にある人ならこの辺りのプレゼンテーション能力を学んでおくべきだったと思います。自分の意思疎通方法が通じなかったと感じたのなら、何故とことんまで自分の意図を説明しないのか?一旦火がついたら説明なんか聞かないで辞めさせる、日本の風潮がそうさせるのか分かりませんがすごく歯がゆいです。分からせる努力と分かろうとする努力。両方必要!!
なんだか松本さん、一時的に変調をきたしたように見える。
とことんまで説明する気力はなかったのでしょう。実際問題、今日衆議院に出ていたら八つ裂きになっていたでしょう。
菅を引き下ろそうというメデイアの包囲網に引っかかった(自業自得ですが)のは愚かとしか言いようがないです。
木村太郎が菅の応援をしていたのに流石に今回の人事で菅の指導力がないことがはっきりしたと言ってましたが、今頃分かっても遅いとメデイアには言いたいです。
“事件”も“仕事”も「現場」で起こっていますからね^^
私にも営業時代に似たような「若気の至り」経験が沢山あります。
さて、次に松本元大臣のことですが、佐平次さんが書いていたように“自爆テロ”なら快挙(?)ですが、どうも違うように思います。お金持ちのお坊ちゃんなんでしょう、根っこは。彼流に頑張ろうとしてバッシングに会い、「もう嫌!」ということじゃないかと、私は思います。いずれにしても、菅は明日にでも辞めるべきです。
その昔の血気盛んな「現場主義」のsaheiziさんとあのオヤジをいっしょにしたら、saheiziさんがかわいそうでしょー―
「なんにもやらないよ」
あなたに恩に着せられる覚えはないのです
政府としてやらなければいけないことを、遅まきながらやってるだけの話
低姿勢になれとも言わないが、仲間意識のため?
に高圧的に出る必要もない
私は今まで何度もこういう人に会いましたよ
デパートの買い付けの人々
イタリアのメーカーにとてもビジネスとしてフェアーでないことを要求する
そして、断ると,,,と そんなことじゃぁ、日本で商売できないよ
ていのいい脅しです
仲間意識から発せられた言葉と、上から見下ろした、すべてを思いのままにしようと思ってる人からの言葉は、同じ言葉であっても、その口調で意味合いが変わります
その昔のsaheiziさんが、ああいう下品な口調でものを言ったとはとても思えないので...
役に立つ奴がいないから、せめて廃棄物の中から、まだ使えそうなものを拾う..そう云う気持ちもわからないでもないけれど、彼はだめです
今回の彼の言動に、情状酌量の余地などないよ
で、最後の 「書いた奴は終わりだよ」
これでも又弁護します??
若者に理解を求めての発言だとしたら、いい歳した大人の言う事じゃないですよ、それは。
ただ彼を見ているとかつての青臭い自分を思い出すのですよ。
社長であっても誰であっても自分のお金でもないのにそれをどう使うかが自分の使命だと考えて「そんなバカなことを言ってるなら一銭も出さねえ」なんて言ってた自分を。
「書きやがったら承知しねえからな」と、そこまでは言いませんでしたがね、そのくらいのことを言えるようでなければしょうがない、メデイアはそんなことを言われても書くべきことは書けばいいのです。
今度も昨日の朝刊では書かない新聞もあったしテレビも報道しなかったのです。オフレコを約束して始めた会見でなければ書くかどうかは各社の決心なのに。
特区の問題もそうですが国以前に県がしっかりまとめていかなければならないと思います。
菅がだらしないものだから全てを菅のせいにしているところがありますが県のやるべきことはいくらでもあるはずです(私には中身が分かってはいませんが)。
だからもし私が復興大臣になったら松本以上にきついことをいいそうです。メデイアのいないところでですが^^。
可哀そうな人たち=なんでも正しい、という図式に乗ってメデイアは報道しますし、一社が抜くと他も同じ調子で報道します。
九州とかB型と言うことは弁解にならないし本人もそのつもりで言ったとは思えないなあ。
彼の復興大臣としての力量はまだ見えていませんでした。現地に足を運んだということは、それなりに現場を知ろうとする気があったのかもしれない。県がやらなきゃ国もやらんという話だって、国と県が対等に協力し合おうという(言い方は下手でも)叱咤激励と期待表明だったかもしれない。県知事が何を言われてもハイハイと頷いているのも意気地がなさ過ぎるんじゃないの、と思います。とにかくあの動画しか判断材料が無いのが困ります。
気持ちが悪いのは、これまでも数々の「オフレコ」があったはずなのに一切公開されず、これだけがポンっと出て来たこと。能力ではなく態度で政治家が潰されてしまったこと。
日本の政治家は鍛え直さないといけないと痛切に思いますが、国民側も生活態度で政治能力を判断するとか、何か問題があれば徹底的に吊るし上げるようなことをする前に、もうすこし冷静な議論をしても良いのでは?
彼を弁護したいというよりは、これはこうだ!と皆が疑わないで走り出す感じが最近ちょっと怖いです。
地方が、何よりもその現地の状況を把握している地方は知恵を出さなければいけないのはもっともだけど
ものには言い様があるでしょ?
今まで、地方を思い通りにしてきた、ってことはそれだけ彼らの実行力を奪ってきた、それゆえ鈍ってるってことでしょ?
自分たちが、その牙を抜いておいて、いざとなったらさあ噛み切りなさいではなくね、上にいるのならそれなりのリードの仕方があってしかるべき
可哀そうな人が正しいと言うのではなく、最低限の大人の言動について言っているのです
そしてどんなに汚い言葉を使おうが、愛情や思いがあれば、悪い風には伝わらない、そう云うものだと思いますが...
喋ってしまってからのオフレコなんて無視すればいいのに、翌日の朝刊やテレビでは報道されない会社もありました。
ネットを始め抜いた会社があると一斉にケシカラン報道です。
クリントンが今でも政治生命を保っているのとはずいぶん違う劇場型・建前政治にしたのはメデイアの責任とその扇動にあやつられる国民の問題が大きいです。
記者クラブ制度をはじめ主要メデイアの既得権を否定しアメリカと一線を画する小沢を抹殺すべく菅を支持してきたメデイアが今は一斉に一刻も早く退陣せよというのも定見がない。
メデイアは自分たちの責任を認めよと言いたいです。
ただ同じ未熟同志にしても菅の狡猾・未熟には同情する気がまったくないんですよ。