遅ればせながら反原発です 高木仁三郎講義録「反原発、出前します」
2011年 05月 04日
今まで知らなかった人たち、田中三彦、矢ケ崎克馬、後藤政志、小出祐章、、ずっと前から原発の危険を説いて闘ってきた人たちを少しでも知ることが出来た。
知ると言っても著書を読み動画を見るくらいなのだが、皆さんが素敵だ。
易しく親しみのある語りくちながらも深く考え抜いた上での言葉であることが伝わる。
優しく柔和な心の中に勁い芯が一本通っている。
孤立を怖れない信念、風貌、、男が惚れる、ミーハーな反原発隠居だ。
そういう人の中で10年前に亡くなった高木仁三郎さんは格別かもしれない。
「原発事故はなぜくりかえすのか」は彼の遺書とも言えるが、単に反原発の書というより、日本文化論とでもいうべき深い洞察にもとずく社会批判・考察の書でもある。
本書は高木が反原発出前講師養成講座における“校長”としての講義内容を基にしている。
講座は4期に渡って開かれ延べ140名が受講し、出前は1987年から90年まで300回を超える注文があったという。
危険だらけの原発の仕組み、原発事故の事例・影響、核燃料サイクルのどうしようもなさ、六ヶ所村計画のクレージーさ、「原発はクリーン」という議論のウソ、、などがかなり専門的な詳細について説明されている。
六ヶ所村のこと、核燃料ゴミの処理計画の不在など、改めて読んでいるとイットキ前のブッシュ・アメリカのどうしようもない悪ガキに腹を立てたことを思い出す。
新しいカテゴリでおいおい内容を紹介していくつもりだ。
七つ森書館
それにしても安全委員会なのか政府なのか、ひどいということは知っていたつもりだがここまでとは思わなかった。
3月12日から23日までの間に広い範囲にわたって子どもたちが100mSV以上もの内部被曝を受けたという予測をしていながら今まで公表もしなかった。
ヨウ素剤を飲ませるなどの対応もしなかった。
是非、一歳児甲状腺の内部被ばく等価線量をクリックしてご覧ください。
ということで、福島にとっては「先輩格」にあたる、英国のセラフィールド。 現在は発電は行っていないが、 再処理工場としては稼働しているらしい。 日本からも使用済み核燃料が送り込まれたことがある。 そのセラフィールドで、5名の若者がテロリストの疑いで逮捕されたという。 英警察、核再処理工場に接近の5人拘束 (中日新聞) 【ロンドン=有賀信彦】英国の警察当局は2日、イングランド北西部カンブリア州のセラフィールド使用済み核燃料再処理工場の塀周辺に近づいた20代の男5人...... more
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もし9.11みたいなことを三沢のアメリカ飛行機がやったら世界沈没ですね。
主人も何やら読んでます。
怪しげな情報も多いので、しっかり見極める力を持って物事を読んでいけ!と言われてますが^^^ナカナカ難しい。
色んな情報が新聞でも出てきましたね。
頑張ろう!!生きているうちに東北の情緒風景を取り戻したいです。
つづく^~
わんちゃんに餌を送りましたが町内で岩手から「物資支援」の回覧がきました。
オシメやら、生理用品やら一部の指定されたものでした。ボランティアの方のようでしたが、大阪に多く送ったオシメが倉庫に山積されていると言う情報を聞いたので、電話しました。大阪の災害対策本部です。「そうゆう報道もありましたが、今は被災地へ送り在庫はありません」と言う事でした。被災地??それなら岩手に電話しました。岩手の災害本部です。でも彼らは私が町内の回覧で知った「岩手のある施設」への物資の供給を聞きいたのですが、そこには送られている・・と言う。では何故京都まで「おしめが必要」と回覧がくるのか?そこの施設へ電話して、もう一度調べてください・・・と言う以外術はなく、それで電話は切りましたが、やはりお役所仕事、良いように良いわけされただけでした。
役所・・・と言えば東電も同じ体質です。
悔しくて、、それでも静かに、見定めないと・・と思っています。
私は今回の事故は東電よりも経産省、保安院や安全委員会の方が責任が重いような気がします。
東電としては安全委員会や保安院の指示通りにしていたのですから。
株主に対する責任がある民間会社としての備えは役所の指示以上のことはよほどのことがないと無理だと思います。
命を守る気概があるのであれば、そのための飛散予測なのですから、まず避難の措置をしてほしかった。
被爆をさせておいて頭を下げるのではなく、少し慌てすぎましたと頭をかいての謝罪が聞きたかったものです。
ただデータを公開しただけで、そのデータの解説も遅れた対応の反省のコメントも示せない。
どんなに予知予測のために科学のデータを積み重ねても、命を守る皮膚感覚が欠落しているように思えます。
昔は耐震住宅などなかったから、グッラとゆれると大人たちは家の戸口のひとつをとにかく開けたものでした。(ゆがむと開かなくなりますから‥)
今は緊急速報の警報の中でTVがライブカメラの映像を流していて‥それを見ていて逃げ遅れる人はいないとは思うけれど、なんだかちょっと喜劇です。
しかし人々の命を守るが政治の責任ならば過剰な防護だと非難されることは覚悟しなければならないと思います。
又そういう姿勢が一貫していれば人々は本気で不自由を耐えると思います。