仏さまはさびしいの  金子みすゞの世界(3)

全ての存在は存在するだけでよい。いらないものなんてないんだ。影があるから表がある。子供はいるだけでよい。全ての子供がいなくなったら世界は崩壊する。「君はいてくれるだけでいいんだよ」といってあげるのが大人のしごと。

言葉を最初に聞くのはそれをしゃべる自分。だったらできるだけ嬉しい言葉を話そう。相手が聞きたい言葉を言ってあげよう。自分が言いたい言葉ではなく。そうしていれば人間は柔らかい存在だから”変わっていける”。いくつになっても”子供”、天の親からみたら”かわいいかわいい子供”なんだ。

言葉には力があることを意識して、きちんと言葉をつかうこと。


仏さまはさびしいの  金子みすゞの世界(3)_e0016828_1464546.jpg
さびしいとき

私がさびしいときに、
よその人は知らないの。

私がさびしいときに、
お友達は笑うの。

私がさびしいときに、
お母さんはやさしいの。

私がさびしいときに、
仏さまはさびしいの。
そして、一緒にさびしくなってくれる仏さまは全ての人の中にいる。勿論自分の中にも。こだまのように気持ちを感じてあげること。

Commented by そら at 2005-10-15 14:21 x
>「君はいてくれるだけでいいんだよ」といってあげるのが大人のしごと。

私も日常こまごまといろんなことがありまして、そこでつらつら考えたりもして、
あんたがどんなバカなことをしても、それでもあんたが無性にかわいいんだよと、
それだけ伝え続けていくのが親なのかな~と思います。
子供と「戦う」という言葉をママ友達から聞いたりすると、
とても悲しくなったりします。

だからこういう記事を読むと、無性に涙が出てきます。
Commented at 2005-10-16 06:38 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by saheizi-inokori at 2005-10-16 08:36
先崎という、私も行ったことのない街です。写真で見ても特別な・普通の街であることが分かります。行ってみたいですね。
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by saheizi-inokori | 2005-10-15 13:38 | よしなしごと | Trackback | Comments(3)

ホン、よしなしごと、食べ物、散歩・・


by saheizi-inokori