突きあたりまで言わせないのが粋ってものよ 尖閣一色さんも粋だね 権太楼ざんまい
2011年 02月 22日
雀の数も減っているらしいという記事を読んだばかりだった。
確定申告を税務署まで持って行った。
作成途中でなんども大きなミスをしそうになり我ながら呆れる。
隠居になって収入が減ったのに税金の方はそれなりに払っていたということなのか思ったより還付がありそう、しめしめ、これで落語をあきらめなくても良さそうだ。
税務署の窓口には行列なんか出来ていないのにロープでグルグル回らないと受付カウンターに行けない。
なんだか役人の前で芸をさせられているようで不愉快だったからチッと注意したら、「今まで行列が出来ていたんです」とお抜かし遊ばされる。
「そうかもしれないけれど、脇にでも隙間を作っておけば空いているときにはそっちからこれるでしょ。これじゃ一銭たりとも見逃さないという姿勢が前に出過ぎてるよ^^。」と言ったらその発言についてはにやっと笑って課税されることもなかった。
還付金を当てにして人形町、日本橋社会教育会館へ。
西郷隆盛の旧居があったとかの碑があったが時間がなく横目でみただけ。
元気になった(んだろうな?)「権太楼ざんまい」。
ファンばかりの会、前座のおじさん「平林」、ヘタな噺でも暖かい笑いが若者を励ます。
小権太「のめる」、恒例らしく最後に踊る。
「茄子とカボチャ」そんなに面白いかい?諸君、てなもんだ。
権太楼、開口一番、芸事は大きく分けて三つあります、
ひとつは「うまい、お上手」、二つ目は「面白い」、芸人はヘタでも面白ければ許される。先にやった小権太やおじさんのことを言ってるのだ。
ケレンと個性の芸、勘三郎さんなんかはこっちですね。
もうひとつが、、「どうしようもない」、どう教えてもダメなんですね。
こういう人を弟子に持つ私らはひたすら耐えるしかないですと。
日本は四季があっていい。
前に白夜と云うものに憧れてノルウエーまで行ったら
白夜って、なんてことない、”ただの昼間”じゃないですか、ず~っと昼が続いているだけ!やはり日本の四季が好い、相撲もその四季を彩る大事な年中行事だ。
突然「天災」の中で紅羅坊先生に八五郎が「野原の中で突然雨になったらどうする?」「雨宿りをする家もなかったら?」怒りの持って行く先がない状況で災難にあったらどうする?と、とことん追い詰められて、最後に「天災と思って諦めらァ」と言わされるところをやってみせる。
先生の追求にたまりかねた八五郎が
そう次から次へと突き当たりまで訊かれちゃしょうがねえと悲鳴を挙げたところで、語気を強めて
これですよ、突き当たりまで訊いてどうする!物事にゃ突きあたりまで訊いちゃいけないことがあるんです。相撲の八百長云々はまさに突きあたりまで訊いてると。
適当なところで後はドガチャカにしておく。
甘木とか凸山とか(実名を挙げて言った)、しかつめらしい顔をして「徹底究明をして膿を出しつくさなきゃいけない」なんて、凸山なんて、ここだけの話ですが千秋楽には部屋から部屋を回り歩いてるンですよ。
部屋じゃ、もう大騒ぎでタニマチがポンポンご祝儀を若い相撲に出して、ごっつあんです、なんとも美味しい、噺家よりずっと甘いことやってるって、それが相撲なんですって。
シャレと云うよりもマジに憤慨してるようで、俺もンダんだと心の中で頷くのでありましたよ。
四季、年中行事の噺から「大山参り」
長屋のカミサンたちが熊さんに騙されて全員つるつる坊主になっちゃう噺。
それとは知らずに大山参りから帰った男たちの束ね役、先達さんが、カミサン連中が揃って死んだと思った亭主たちのために百万遍を唱えているのをみてひと言、
えらい景色だねこういうセリフ、たまんない。
休憩後、おや、出囃子が違うぞと思っていると、いつもより間があって、権太楼が上がった。
出囃子を変えてみたという。
誰でも真打になって初めてトリを取るときにこの出囃子で出るという「中之舞」。
好いですよね、ずっと聴いていました、小三治さんの気持ちが良く分かった、なかなか出てこないン。映画に出た噺から、映画と落語の違いが良く分かったと言う。
落語はひとりで全部やってしまう、主役も脇役もないのが落語、八つあんが具体的にどういうところからどんな仕草で現れるかは客が想像する。
映画はト書きってのがあって八つあんがどのように登場するかを細かく指定する。
鶴瓶さんは映画が巧い(ただし「おとうと」は良くなかった)、あまりにも巧いので尊敬していたら古典落語は下手だった。
金語楼先生も映画は巧いが落語は下手だった(見たことないけど断言できる)。
圓生の「お花はん」は圓生がやっているおじさん。
映画の巧い人はおじさんがおじさんをやってる。
志ん朝は、、止めときましょう、
突きあたりまで言っちゃあいけないもっとその先を聴きたいなと思っていると「何をやりましょうか?」
女性が「なんとかかんとか!」、ん?聞き取れない。
「幽霊の辻」「かんとかなんとか」いろいろ声がかかる。
あのねえ、私は紙切りじゃないんです結局最初の女性に訊き直して「疝気の虫」。
疝気の虫ってのがホントにいるんじゃないかと、その虫はきっと権ちゃんのやるようなけったいな可愛い虫なんだろうなと、大笑い。
虫たちが旦那の腹の中から奥さんの食べる蕎麦の匂いに釣られて、上方落語のようにお囃子をバックに「お蕎麦!お蕎麦!お蕎麦はどこだ」両手を振りながら喉元まで上がってくる道中が傑作。
落ちがバレ噺になっているから無理かもしれないが子供向きの絵本にしたいような楽しい噺だ。
いや今の子はこのくらいの体の知識は持ってるよなあ。
尖閣ビデオをリークした一色さんのインタビュー記事が田中龍作ジャーナルに載っている。
この人,ユーモア感覚もある人なんだ。
お見それしました。
食べ過ぎと飲み過ぎに注意!!
お疲れさまでした
還付ドカ――ンと来るといいね
私的には年金に税金ってありえないと思うんだけどね
日本の四季最高です
日本の指揮は最悪だけど 苦笑
こういうハンバーグ、時々むしょううに食べたくなるんだけど
日本では、どうしても後回しになってしまうのよ
食べる回数決まってるからね― 涙
オーストラリアに居ながら銘酒をプレゼントする二男さんは良いセンスです。
益々冴える文才楽しみしております。
小生は10代の後半に一つの事を牛歩の如くを決めましたがそれで良かった様に思います。
URLはアラスカからの迷鳥で一ヶ月を過ぎるのにまだまだ50人を越えるカメラマンが押し寄せます。
リンク有り難うございます。
二席目が『疝気の虫』ですか!
リクエストした人も、演じた人も、見て聞いて笑った人も、さぞかし楽しい高座だったことがうかがえます!
体長が悪い時には、身体の中で、虫が大暴れしているトコをイメージすると、少しは気が楽になりそう。
そろそろ、冷たいお蕎麦も美味しい季節ですからね。
日本酒、新潟の地酒が勢揃いですねぇ。
〆張鶴は特に私が大好きな銘柄です。
普通の〆張鶴がお気に召したら、
是非とも〆張鶴の純米吟醸をお試しください。
もう最上質の米ワインですよ。
BYマーヒー
でも本当は蕎麦なんかがいいなあ。
心配いらないと言わなかったので。
その恰好が可愛くておかしい。
玉川ですか。良さそうな川ですね。
今日は天気が良いので、芥川に沿って歩いてみました。高槻から摂津峡まで。釣りに良いかどうかの検分でしたが、駄目でした。川の相も水質ももう一つでした。何よりも、一切の魚取り禁止、という漁協の看板がありました。
愉しい出来事がた~くさんありますよう、心より願っております!
佐平次さんもいらしてるかなぁ~と会場を見回してました
(案外お近くだったりして・・・)
権太楼さん、お元気そうで、よかった・よかったです。
権太楼が元気ないとこっちも沈んでしまいます。
何とか生き続けて行きます^^。