菅も仙石も読んでいたジャック・アタリ「国家債務危機」

さっき、菅も谷垣も読んではいるんだろうな ジャック・アタリ「国家債務危機」、と書いた↓。

ところが今日発売の文藝春秋3月号をパラパラめくっていたら、赤坂太郎の「仙石が流した涙と小沢の神頼み」という記事に、今年に入ってから、仙石が上記の「国家債務危機」を読むように菅を諭したとある。
菅は次の週末に自ら東京・八重洲の書店に足を運んでその本を購入した。さらにその八日後、菅はアタリをわざわざ官邸に招いて教えを乞うた。アタリは「(借金財政が続いて)日本人は麻酔にかかった状態が続いている。麻酔の効き目がなくなったらどれだけの痛みがでるか、よく考えるべきだ」と説いた。
仙石が菅を教えるというような関係がこの頃までは続いていたことを示すエピソードとして紹介されている。

党首討論で「もう政局や選挙に費やす時間(ゆとり)がない」みたいな発言があったのはアタリの発破が効いたのかもしれない。
アタリのいうところが正しいとして、問題は谷垣や山口が指摘したように「菅自身にこれをやり遂げる不退転の決意があるか否か、菅を信じてついていく人がどれだけいるか」だ。
Commented by haruneko3 at 2011-02-10 23:35
ついて行く人がいるのか。。。。。。。。。一抹の不安が政治には弱い私ですら感じる今日この頃です。
Commented by 高麗山 at 2011-02-10 23:43 x
夕食前に文春を読んで、今コメントしようと思ったらば、
何とすでに記事になっていました。  お早いですネ!
Commented by saheizi-inokori at 2011-02-11 09:26
haruneko3 さん、相当な覚悟がいると思います。
若い人たちが可哀そうです。
Commented by saheizi-inokori at 2011-02-11 09:28
高麗山さん、菅はちゃんと理解したのでしょうか。
死に物狂いの、しかも優れたリーダーが必要です。
Commented by antsuan at 2011-02-11 11:37
A級戦犯を非難する政治家は、国のために命を懸ける気などさらさらないと思っています。
Commented by namiheiii at 2011-02-11 11:41
増税と歳出削減を一体化して考える。菅さんはそう言っていると思いますが・・不況を政局の道具にしてはいけません。
Commented by saheizi-inokori at 2011-02-11 11:49
antsuan 、誰かが必要なのですね。
ただ恐ろしいのはファシズムに流れて行くことです。
Commented by saheizi-inokori at 2011-02-11 11:51
namiheiii さん、菅のいうことがアタリの本を読んで少し見えてきました。
もっともっとやらんければならないことが山ほどあるのですが。
それで↑にも書いたように強力な指導者を求めるあまりにファシズムへの傾斜が怖いのです。
首長新党なども、、。
名前
URL
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。

by saheizi-inokori | 2011-02-10 21:40 | 今週の1冊、又は2・3冊 | Trackback | Comments(8)

ホン、よしなしごと、食べ物、散歩・・


by saheizi-inokori