菅さん、政略的行動はもう打ち止めにして 田中秀征の批判は当たっている
2010年 06月 22日
田中は菅が政界出馬のアドバイスをし新党さきがけではともに細川内閣、村山内閣を支え、橋本内閣では経企庁長官、厚生大臣とそろって入閣した間柄。
菅にとって田中は仙石官房長官以上に煙たい存在でもある、とこれは週刊現代の記事だ。
このインタビューのなかで菅が新内閣を「奇兵隊内閣」と称したことに触れて田中は
私も高杉の評伝(『梅の花咲くー決断の人・高杉晋作』)を書いた立場から言えば、高杉は徹底した無私、無欲の人だった。それに対して、総理の座を射止めるまでの菅さんには、政略的な行動だけが目についた。しかし、もう総理大臣になったんですから、これからは政略的行動をすべて捨てる覚悟で臨んでほしい。国民の目は誤魔化せません。と語っている。
俺も6月13日の能「梅枝」についての記事の中で、田中の著作を引いて「高杉と菅じゃ随分イメージが違う」と冷やかしたが、今度は本家本元からも浴びせられたわけだ。
この記事で田中が言ってることは正論だ。
とくに国会会期中に総理大臣が交代したのに、予算委員会も開かないのは許しがたい暴挙だという点は全く同感だ。
野党時代に自民党の首相が選挙の洗礼を受けないままに次から次に交代したのを鋭く追及した民主党じゃないか。
参院選挙をもって信任を得る機会としたいというなら、その選挙に臨んで新内閣と鳩山内閣の違いは何か、難問山積の具体的なテーマにどのように取り組むつもりなのかを十分に明らかにすべきなのは当然だ。
少なくとも首相交代の意味を明らかにするために鳩山内閣の総括をキチンとする(一方的な自画自賛ではなく国会の討議で)のは国民に対する義務だ。
副総理が格上げになって副大臣が大臣になって社民党を追いだして、、それで世の中どう変わるの?
マニフェストにはなかった消費税10%を突然首相会見で言い出したのもきわめて政略的、今朝の朝日であの石原知事も
よく言えば巧妙、うまく言えばずるい、なかなかしたたかだなあと言ってる(うまく言えばずるい、ってのがチト分からんが)。
増税という出来たら言いたくないことを自民党にかこつけてこの際言っちまえ、それに自民党や新党改革、立ち上がれ日本などとの争点をあいまいにし、普天間や公務員・国会改革など多くの問題から国民の目を逸らさせる効果もあるし。
消費税を選挙の争点にする、と仙石が言ったって自民党と同じことを言ってるんじゃ争点にはならない。
政治と金の問題も大切だけど、鄧小平の黒猫・白猫論ではないが、ヤッパリ政治家は国民に対して何をしてくれるのかが問われる。
それが選挙が終わったらおいおい、ではね。
このままでは民主党の方が“あの”自民党よりずるく・腹グロダーテイな感じさえする。
メデイアも反小沢(これはそろそろ冷めてしまったけど)とサッカーばかりを嬉しそうに取り上げていないで大事な問題で予算委員会開催以上の追求をしてほしいものだ。
沖縄の負担を軽くすることを標榜する民主党がその沖縄から候補者を立てられない、立てようとしないこともどうしても納得がいかない。
当選の可能性があるかどうかの問題ではないだろう。
今こそ沖縄にあって民主党の総力をあげて自らの信念と展望を語ることがまともな政治家のやることだと思う。
鳩山を現地選対委員長にして言うところの「国民に耳を傾けて」貰い、思うところを語り合ったらいい。
冗談や皮肉ではなく、そのくらいの覚悟が日米関係のためにも必要だと思う。
高杉晋作なら当然考えただろう。
そういう男だから奇兵隊も組織できたのだ。
不精髭が顎にも長くなってきて汗をかくとかゆくてしょうがないのでさっぱり剃ってしまった。
せめて顔の周りくらいはすっきりしたいもの。
よく言えば巧妙、「はっきり」 言えばずるい、
「相当」したたかだなあ
鳩山を沖縄に送り
カラス除けならぬ、アメリカからの禿鷹除けの案山子にしてはどうだろうか
それでも何の役にも立たないと思うけれど
でも今更次郎、自民には戻りたくないですね。
鳩山はそれだけの責任がありますよ。
とくにおっしゃるような政治家集団だとすればなおのこと。
小泉よりもっと怖い。
ぽしゃらないことだけを目的に動いたら?
郵政の逆戻り、斎藤社長の受け入れ、、すでにその萌芽が顕著です。
とんでもないことにならなければいいのですが。
松下政経塾の連中が一番怖い。促成栽培の政治家、野心だけ、それがメデイア・国民に受けているのが怖いです。
まさか菅などが総理になるとは思いもしなかったのに。それだけそして誰もいなくなった状態になっているんですね。
悪い奴らにしてやられます。