どうです?もう一軒 すぐそこですから 森下賢一「居酒屋礼讃」
2010年 03月 09日
ブームを満喫している大衆チエーン居酒屋についてではなく、江戸時代に原形が形づくられ、現在にいたっている、赤ちょうちん、縄のれんの小さな居酒屋がこのままでは、風呂屋や都会の空き地と同じく、地上げや後継者不足などで、ひとつ、またひとつと、消えていくのではないかという心配があるからと、著者が本書を著したのが1992年。
それから20年近くたったがやはり銭湯も居酒屋も減ったように思う。
1931年生まれ、商社マンでもあった著者は居酒屋が大好きで好い店の噂を聞くと足取りも軽く出かけて行く。
と同時に理論編というか、日本ばかりではなく世界の居酒屋の歴史について、川柳や落語、俳句に居酒屋がどのように扱われているか、日本酒の種類とそれらと魚の相性など、、蘊蓄も相当なものである。
貴殿身どもで酒代とつきちらし割り勘がいいよね。
俺は若い人と飲むときは全体の半分を俺が持ち、残りを皆で分けて払うという変形割り勘をすることが多い。
下戸のあたまへぶっかける酒の割悔しきゃ呑めってか。
落語ではズバリ「居酒屋」、先代金馬のが有名だが最近ははん治のも面白い。
「素人鰻」「もう半分」なんてのも。
酒屋のシンボルの、杉の葉の束を丸めてつった酒ばやしは、ローマからシルク・ロードを経て中国経由で伝わったものだという、知ってましたか。
冒頭の「居酒屋の楽しみ方」というエッセイは山口瞳のその種のお説教より肩の力が抜けてユーモアに富んでいて楽しい。
最後に55店の居酒屋(首都圏)が紹介されている。
その半分は俺も知っていて著者のいうことにおおむね賛成だ。
だからこの本は信頼できる、エヘン!
それとは別にロンドンのクラシック・パブも20店紹介されているが、これについてはお手上げだ。
ちくま文庫
地方に住んでいると、居酒屋との遭遇も限定されて、知っているお店も総数20軒前後、ずいぶん下手酒ばかりを飲んできたもんだ!
多分、左から2番目はまだ健在。
まあ、名無しの権兵衛で飲むのがいいのですが。
やっとなんとかシャバに帰ってこれました。
居酒屋で飲めるようになるのは、いつの日やら・・・?
徳島にもやっと沖縄料理の店が出来て、嬉しくて覗いてみたら、なんと店主は1回も沖縄に行ったことがないとのこと・・・。
がっかりして肩を落として帰ってきてから、一回も行ってません。
結構流行ってるのは、徳島の人は本場の味を知らないから騙しの沖縄料理で満足してるってこと?
なんだか同じ県人として情けない・・・。
マイルも貯まったし、すっかり元気になったら快気祝いに本物の沖縄料理を食べに行ってこようかしら。
高橋の泥鰌や、伊勢喜で軽くやった後に森下に行くのです。
運がいいとちょっと並んでいれば入れるのですが。
昨秋、支店の方に6時ころに行ったけれどもう駄目でした。
待ち合わせにも良いかな。
古代ローマの酒屋なんておもしろいですね。
エビスビール記念館、恵比寿にあるんですか?
中目黒でお花見して、恵比寿へビール飲みに行く予定なんですが。