今頃勉強している佐平次だ 海野福寿「韓国併合」
2009年 06月 14日
それからあの手この手で韓国を「併合」したのは1905年。
「併合」という言葉は当時の外務省、倉知政務局長の造語だった。
日韓対等合併の印象を与えず、国家廃滅・領土編入でありながら刺激的でない言葉として使った。
現在「日韓併合」という言葉を使う人が見られるがそれは更に”平呑のイメージを緩和して刺激的でない“言い方にしようとしているのか。
著者は農業経済学を専攻する人であるが1993年ピョンヤンで開かれた「日本の戦後処理問題に関するピョンヤン国際討論会」へ参加したことを契機として日韓の外交史(開国から併合までの)を勉強してみようと思ったという。
その国際会議では日本は「従軍慰安婦」や強制連行などの個々の不法行為についてと言うよりも、朝鮮民族をまるごと支配した愚劣な行為に対して謝罪を求められているように感じたという。
問われているのは日本人のモラルの再生状況なのであるとあとがきに書いている。
著者は
韓国併合は形式的適法性を有していた、つまり国際法上合法であり、日本の朝鮮支配は国際的に承認された植民地であるという結論にたどりつく。
だが合法であるからと言って正当であるとはいえない。
当時の帝国主義諸国は、紛争解決手段としての戦争や他民族支配としての植民地支配を正当視していた。
いわば弱小動物を食い散らすライオンたちの申し合わせだな。
日本はその適法の糸をたぐって、国際的干渉を回避しながら韓国を侵略し、朝鮮民族を支配し、「朝鮮の人民の奴隷状態」(カイロ宣言)をつくりだしたのである。1904年の日韓議定書において日本は韓国の独立を保障し、日韓両国が第三国と協定する場合には相互の事前承認を要するとしていた。
わたしたちにとって考えるべき問題の本質は、併合にいたる過程の合法性如何ではなく、隣国にたいする日本と日本人の道義性の問題ではないか
その一年後の第二回日英同盟協約は韓国の知らないうちに日英で交渉したのであるが、その中には英国は「日本が韓国において政事上、軍事上及び経済上の卓絶なる利益を擁護増進するために、正当かつ必要と認める指導、監理及び保護の措置を執る権利」を承認すると定められている。
これを知った韓国の朴外相は日本と英国に激しく抗議し協約の撤回を求める。
英国のジョーダン公使と萩原代理公使はただちに協議して、
なんらの措置を採らずして「イグノヲアする」ことにした。無視したのである。王妃の虐殺あり、銃を構えての恫喝と姦計ありのライオンズシエアの確保。
俺はこんなものが合法だとは驚きだ。
日韓または日朝の問題には様々な見解を持つ人がいる。
様々な見解を持つことは悪いことではないが実際にあったことをあったこととして認めるのは見解の相違にかかわらず必要だと思う。
感情的に認めたくない自国の恥辱・非違であっても客観的な事実は冷静に認識すべきだ。
それらを当時の帝国主義時代にあってはやむを得ざる行為と評価するとしてもあったことをなかったことにしてはならない。
多くは既知の史実であるがおさらいだ。
もう2匹のライオンとの申し合わせが桂・タフト協定(アメリカ)とポーツマス条約(ロシア)ですね。
いつ始めるのか、、、
これでは人んちに土足で入り込んでやりたい放題、強盗と一緒。恥ずかしい事です。
普通に考えてやってはいけない事は、どんな時でもいけないです。
きちんと事実は事実として認め、建設的な行動をすべきだと思います。
でも、それをするには自立した人間の誇り高さが必要なんですよね、、
当時から現在に至るまで日本人に問われ続けているのは、自立心なのかもしれません。
誇り、プライド、そうですね、それは自立であり自律であるかもしれませんね。
韓国が北朝鮮に"併合"されるのは合法でしょうから、もうアメリカも見放していますし、日本も韓国を捨てて北朝鮮と国交回復の道を探るべきでしょうね。
これからの六カ国協議はその方向に進むのは時間の問題ではないでしょうか。
もう少し勉強しますね^^。
少し疲れ気味ですが続けていきますよ。とろしく!
知ることが必要だと思います。