手賀沼の畔に座布団が乱れ飛ぶ 白樺派もダジャレを言ったのだろうか

手賀沼の畔に座布団が乱れ飛ぶ 白樺派もダジャレを言ったのだろうか_e0016828_15513041.jpg

「ハゴロモノキ」ではないかと、mimiさんにブログでいろいろ訊いても写真の撮りようが悪くて、なかなかラチがあかないのでこれで何枚目か、このピンク色がだんだん褪せていくのと葉っぱが細くて小さいところと根っこの方に見える実のようなものがこの先にある真っ赤なブラシの木と違う。
ブラシの木の一種「ハナマキ」だと教えてくれた方がいる。

手賀沼の畔に座布団が乱れ飛ぶ 白樺派もダジャレを言ったのだろうか_e0016828_1553067.jpg

オフ会、今日は我孫子で開催。
見かけた煎餅やさん、引力に負けて入ってみた。
47年間、営業しているとのこと。それで大正ってのが面白い。
ゴマせんべいを買って歩きながら食べる。
香ばしくてウマい。
帰って調べてみたら「大正煎餅」は東京中野にあって、この木川商店のご主人はそこで修行して暖簾分けをしたようだ。
知る人ぞ知る知らない人は知らないという名店だった。
老いたりといえども俺の嗅覚もまだまだ、、^^。

手賀沼の畔に座布団が乱れ飛ぶ 白樺派もダジャレを言ったのだろうか_e0016828_15574412.jpg
「白樺文学館」で志賀直哉とか柳宗悦、武者小路実篤などの原稿や手紙、雑誌「白樺」の全160号の表紙のパネル展示などを観た。
バーナード・リーチの陶器なども。
志賀が多喜二に「蟹工船」の読後感を書いた手紙。
「蟹工船」が新しい小説であることを評価しながらプロレタリア文学を「主人持ちの文学」といって批判している。
批判の仕方が懇切丁寧に考えを述べて後輩作家を激励している。
音楽室というのがあって柳の妻だった柳兼子の日本歌曲CDを聴くことが出来た。
言葉の一つひとつを明確に発音して格調の高いアルトだ。
文学館のすぐ近くに直哉の旧居跡があって写真の建物がある。
説明板などが何もないけれど離れの書斎だと思われる。

手賀沼の畔に座布団が乱れ飛ぶ 白樺派もダジャレを言ったのだろうか_e0016828_16135227.jpg
志賀の家の近くに嘉納治五郎の別荘と柳宗悦の別荘(三樹荘)があってそこに通じる坂道が「天神坂」。
三樹荘には今は歌人・村山正八氏が住んでいる。

手賀沼の畔に座布団が乱れ飛ぶ 白樺派もダジャレを言ったのだろうか_e0016828_16231368.jpg
手賀沼は夕日に鈍く光っていた。
近寄って水を見ると、、あまりきれいじゃないなあ。

手賀沼の畔に座布団が乱れ飛ぶ 白樺派もダジャレを言ったのだろうか_e0016828_16252150.jpg
長い首が見えるので白鳥の置物かと思ったら動く。
行ってみるとなんと可愛い!
三羽の雛が夢中になってクローバをついばむのを親鳥は見守っている。
人々が携帯をかざして近寄ると長い首をぐっとそちらに突き出して警戒の構え。
ある近さを超えるとさらに首を水平にこちらに伸ばす。
道を挟んだ反対側にもう一羽親鳥がいて、こっちはクローバをしきりに食べている。
草食系?分業の夫婦なのだろうか。
不心得者とかがいたずらしないかと心配になった。

手賀沼の畔に座布団が乱れ飛ぶ 白樺派もダジャレを言ったのだろうか_e0016828_16315035.jpg
ヤマボウシが満開。

手賀沼の畔に座布団が乱れ飛ぶ 白樺派もダジャレを言ったのだろうか_e0016828_16331248.jpg
会場は「湖庵」という蕎麦や。
手賀沼畔なのに湖庵。
新しい店だがどの料理も旨くて酒が旨くて蕎麦も旨くて値段も安くて文句なし、幹事さんありがとう!

話の主題は「ダジャレを言うのは男だけか」、激発するダジャレを交えての討論であったが、女でダジャレを言う人もいると頑張った人が実例をあげようとして「ほら、あの、何とかいう、かんとかをしている」というばかりなので、みんな呆れて話題は変わってしまった。
話題は変わってもダジャレは止まらなかった、なぜか男からしか出なかったが。

と、思ったら間違い、彼は思い出したのでした。
確か平野レミ、彼女のことだったのです。
変ですねえ、今頃思い出すなんて(29日朝追記)。
Tracked from 雪の朝ぼくは突然歌いたく.. at 2009-05-30 17:47
タイトル : 白鳥の親子つひばむシロツメクサを
                  一心に沼のほとりで白鳥の親子つひばむシロツメクサを                                                          5月27日 手賀沼のほとりにて ... more
Tracked from 雪の朝ぼくは突然歌いたく.. at 2009-05-30 17:47
タイトル : 足取りは最後まで軽く、これぞ得心の10キロ(日々走る)
また、3日ぶりに走った。 27日はブログつながりのオフ会で、午後から我孫子に出かけた。 我孫子は、蕎麦グルメでもある花まきさんと酔流亭さんカップルの地元である。 手賀沼のほとりに「湖庵」という蕎麦の名店ありということで、白樺派の柳宗悦、志賀直哉、武者小路実篤などの足跡を探りがてらという企画を、花まきさんが立ててくださったのだ。 参加者は、花まきさん、酔流亭さんの他、佐平次さん、夢八さん、みづほさんと僕の6人であった。 参加予定だったnaoさん は、実家の愛描の急死で残念ながら来られなかった。 当日...... more
Commented by takoome at 2009-05-29 01:41
私も言わん。
Commented by 74mimi at 2009-05-29 05:54
バーナード・リーチの陶器をご覧になりました、って。
羨ましい!氏の作品集は持っていますが、本物は見たことが
ありませんので。
ブラシの木のこと、もっと調べてみますね。
お花が咲いた後の種のところは、赤い花のと同じに見えます・・・
Commented by sweetmitsuki at 2009-05-29 06:54
ダジャレが好きな女性はけっこう沢山いますが、合コンとかでダジャレを連発している女性は、確かにみた事がないです。
Commented by saheizi-inokori at 2009-05-29 07:50
takoomeさん、何故なのかなあ。私なんて全身ダジャレ、ダジャレの国からダジャレを広めにやってきた?
Commented by saheizi-inokori at 2009-05-29 07:53
74mimiさん、私は陶器もよくわかりません。とてもシンプルなデザインでしたよ。
ブラシノキ、やはりあれは種、実なんですね。
人の家のものでなければもいでみたい。
Commented by tona at 2009-05-29 07:53 x
ダジャレはやはり男性ですね。大勢います。女性では今までの人生で2人でした。家の中ではへたなダジャレに笑えない日もあります。テレビで観たのですが、全国で優勝したのは小学生でした。

志賀直哉はあちこちに住んだのですね。奈良に立派なのがありました。京都や渋谷の方にもあるらしいですね。安孫子は白樺の文人たちが住んだりした場所だったとは。
湖庵のお料理、今晩でも作りたくなるような!美味しそうです。
日帰りでOKでしょうから行ってみたいです。
Commented by saheizi-inokori at 2009-05-29 07:54
sweetmitsukiさん、男、しかもオジサンが多いですね。なんでだろう?
Commented by saheizi-inokori at 2009-05-29 07:58
tona さん、奈良の家は私も中に入りましたよ。
尾道の海の見える下宿にもいきました。
我孫子は北の鎌倉と言われたそうです。いや現在形かな。蕎麦やさんは手賀沼のバーナード・リーチの碑のすぐ近く広い通りに面しています。
Commented by 夢八 at 2009-05-29 08:37 x
後半は、3分に1回は、ダジャレの飛ばしあいになりましたね。
約一名、完全に弾けてた人がいたせいで。

蕎麦と料理の前に、ダジャレでお腹が満腹になりましたよ。

ダジャレは、男だけだと言い出したのは、僕なんだけど
僕の周りには、女性で言う人はいなかったな、
漫才師は別にして。平野さんは、ちょっと宇宙人みたいだしね。
研究課題としてはいいかもですね。
きっと、太鼓持ちくらいまで遡るんでしょうか。
狂言は、小話や、落語の系列になるかな。
かなり、僕のような暇な人の研究課題ですね。

そういえば、フランス人はダジャレは言わない、と聞いた事もありますね。

Commented by saheizi-inokori at 2009-05-29 08:54
夢八さん、むしろドイツ人などが言いそうにないように見えるけれど、北朝鮮のあのアナウンサーは性別の問題じゃなくていいそうもない。
アァ、これでは研究とはいえないなあ。
一つ夢八さん、お忙しいでしょうがよろしくお願いします。
Commented by saheizi-inokori at 2009-05-29 08:55
ァ、実際にシャレについての研究本はあるのですよ。読んだことがある。すっかり忘れたけれど。
Commented at 2009-05-29 08:56 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by saheizi-inokori at 2009-05-29 09:53
鍵コメさん、ありがとう。果実が花の咲いている枝の根っこについているように見えました。理屈からいってもおかしい、もう一度見直しです。ああ、今日は雨だなあ。
Commented by lotus at 2009-05-29 10:13 x
去年近くの目青不動で、芽なんだか種なんだか虫こぶなんだか分からないものをつけた木をみつけ、気になっていました。今年はそれを写真に撮ったので植物に強い人に鑑定してもらおうと思っていました。その何日かあとに園芸
店で「ブラシの木」の咲きかけの花をみつけ納得。目青不動に再び行ったら、
濃いピンク色の花になっていました。
Commented by saheizi-inokori at 2009-05-29 10:19
lotus さん、ということは、あれは芽?だとすると驚きです。
ブラシノキ、単に花が面白いだけじゃないんだ。
Commented by イネ at 2009-05-29 10:56 x
朝日新聞夕刊に大逆事件残照という記事があって、将にsaheiziさんがお書きになっていたことが載っていました。
白樺文学館の『宝物』の志賀から多喜二への手紙はいくらでもいいから競り落とせということで多喜二と同郷の館長たちが獲得したもののようですね。いいところにいかれましたね。
過日saheiziさんが紹介してくださった、ノーマ・フィールドの書いた『小林多喜二』は魅力満載でした。
それ以来、多喜二はとても気になります。
ありがとうございました。
Commented by hanamaki3 at 2009-05-29 10:57
ダジャレ合戦、聴いてて楽しかったです!!

我孫子なんて遠くまで来てくれてありがとさんでした~☆
Commented at 2009-05-29 11:30 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by suiryutei at 2009-05-29 13:00
こんにちは。この日は遠くまで来ていただいて、ありがとうございます。
止まらない洒落に圧倒されました。帰宅して夕刊を見てビックリ。我らが行った日に白樺文学館のことが取り上げられていたなんて。
Commented by saheizi-inokori at 2009-05-29 15:30
イネさん、その記事は見てないです。
よっぱらって帰ったからなあ。携帯の充電もしないで寝てました。
そうだとすると良いタイミングでした。
Commented by saheizi-inokori at 2009-05-29 15:32
hanamaki3さん、お世話になりました。
今ハナマキのことが話題になっています。
ブラシノキの仲間だそうですね。
Commented by saheizi-inokori at 2009-05-29 15:34
鍵コメさん、そうなんですよ。赤い方にはこんなのはついてないのです。
LOTUSさんがご覧になったのは去年の実とその後出てきた今年の花だったのですね。
Commented by saheizi-inokori at 2009-05-29 15:35
suiryuteiさん、あの日はちょっと冴え味が鈍っているように見えましたよ。
飲むほうは結構やっておられましたが。
いつも遠方から大変だなあと実感しました。
Commented by naou7 at 2009-05-29 22:12
ルーシーリーやバーナードリーチの作品があったんですね!
くくやしいぃ。。。見たかったなぁ
我孫子すごく素敵なところですね。是非行ってみたいです☆
Commented by kaorise at 2009-05-29 22:26
初めて白鳥のひなを見ました!かわいいね〜ほんとかわいい。。
バーナードリーチ、好きですよ。近所の民芸館でよく鑑賞してます。
東洋と西洋がミックスした中世ヨーロッパのリバイバルみたいな表現で
なんとも素朴で素敵です。
都美術館でやっていた展覧会で「生命の木」という陶絵が出品されてました。
陶器の絵付けで一本の木を中心にいろんな命を描いているの。良かったですよ。

Commented by saheizi-inokori at 2009-05-30 00:01
naou7さん、少しだけでしたけれどね。
我孫子って近いと云えば近いのです。通勤圏ですから。
Commented by saheizi-inokori at 2009-05-30 00:04
kaoriseさん、白鳥の親は迫力ありましたよ。子どもを守る気概が感じられました。
バーナード・リーチに反応される方が多いなあ。
もっとしっかり見てくれば良かった。会食のことに気持ちが行ってたな。花より団子^^。
Commented by convenientF at 2009-05-30 03:42
私はシャレ、語呂合わせの応酬は好きではありません。
止まらなくなるからです!

まして、晩酌の最中に老妻との戦いが始まるとベッドに入っても続きますからね(^^;)。
Commented by saheizi-inokori at 2009-05-30 07:57
convenientFさん、そういう奥様は逆境に強いのではありませんか。
ペットロスももう乗り越えたのでは?
Commented by convenientF at 2009-05-30 10:14
>ペットロスももう乗り越えたのでは?

ありがとうございます。乗り越えすぎて“躁状態”です。
早くも、後期高齢者でも抱き上げられ、遺しても簡単に引き取って貰えそうな犬種の検討に入っております。
Commented by 旭のキューです。 at 2009-05-30 10:16 x
大正煎餅が実にいいですね!古い暖簾を守るって日本人らしいですね。
Commented by saheizi-inokori at 2009-05-30 12:25
convenientFさん、それはよかったですね。ほんとによかった。
Commented by saheizi-inokori at 2009-05-30 12:26
旭のキューです。さんは我孫子にはいきましたか。あの蕎麦屋、おいしいですよ。
Commented by 髭彦 at 2009-05-30 17:52 x
我孫子のオフ会、楽しかったですね。
ダジャレも、ジョギングも、大学も先輩の佐平次さんより、定年退職だけは僕が3か月先輩のようです。
ご退職後は益々よろしくお願いします。
関連の記事をTBさせていただきました。
Commented by saheizi-inokori at 2009-05-30 18:53
髭彦さん、もう少し前なら手賀沼をご一緒に走るところでした。
よく呑みましたね。
こちらこそよろしく!
名前
URL
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。

by saheizi-inokori | 2009-05-28 21:59 | こんなところがあったよ | Trackback(2) | Comments(35)

ホン、よしなしごと、食べ物、散歩・・


by saheizi-inokori